第11回
'11春の展望「陸上競技部」
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同じベクトルに向かって
昨年、序盤は波に乗れず、インカレでは思うような結果が残せなかった陸上部。だが、毎年行われる関関同立戦では、関大に競り勝ち10年ぶりに3位になり、さらに学年別大会では女子4×400mリレーで同志社記録をマーク。この種目で優勝を果たした。一方、琵琶湖駅伝では2年連続でシード権を獲得。また、石井(経2)がハーフマラソンで同志社記録を更新するなど、ロードで長距離選手が活躍した。
今年も依然と立命館や関学など強豪校がひしめく関西。大西主将(商4)は「今年は関カレで総合3位を目指したい」と語ったが、今の戦力では決して不可能でないはずだ。
まずはフィールド種目。「主将としても、選手としても引っ張りたい」と西カレで優勝経験があるやり投げの大西主将を筆頭に、「関カレで優勝して、全カレ標準記録を切りたい」と昨年のケガを乗り越えた三段跳びの安藤(商3)。また、女子やり投げの吉見(心理2)や三段跳びの藤原(スポ2)など高校時代に大活躍した選手の更なる活躍に期待したい。
次に中・長距離。5000mの自己ベストを大幅に更新し、また琵琶湖駅伝で大車輪の活躍をした浜川(経3)や石井、800mでインハイ上位になった山崎(理工2)が本来の力を取り戻すなど、成長が楽しみな選手が控える。
最後に短距離。女子キャプテンでチームを引っ張る400mハードルの中村(スポ3)、また藤井(スポ2)、鹿島(スポ2)など、個人だけでなく、4×400mリレーの同志社記録の更新にも注目だ。
「全員が同じベクトルに向かっており、一人一人の意識が高い」(大西主将)。 個人競技ではあるが、全員が“同志社”という誇りを胸に、全国を目指して走りつづける。 (射場本 綾)