第32回
'11春の展望「ラグビー部」
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101代西田組発進!!
創部百周年の昨シーズン、関西7位に終わり、選手権出場を逃した。巻き返しを図りたい同志社は、宮本勝文氏を監督に招致。三洋電機をトップリーグ優勝に導いた手腕に期待がかかる。
躍進に懸ける今季、強力なフィフティーンが顔を揃えている。魂のタックラー西田主将を筆頭に、小林(商4)、西林(経3)など、突破力のあるBKは健在だ。心強いのが、7人制日本代表にも選出されている副将正海(法4)の存在。エースの活躍がチームを勢いづける。BKの課題は、勝山(法卒)の抜けたFB。それとともに、昨年の課題であったつながりのあるラグビーを実践出来るかが鍵を握る。

101代主将を担う西田。豊富な経験から成るキャプテンシーに期待だ
FWも、スピードに乗ったアタックが持ち味の副将日野(商4)をはじめ、粒揃いだ。ラインアウトで大車輪の活躍を見せたFL金本(スポ3)。スクラムを支え続けてきた張(法4)、廣佐古(法3)、冨田(法3)など、経験豊富なメンバーが顔を揃える。FWの課題は前副将四至本(社卒)のようなペネトレーターの存在か。昨秋、強い当たりを見せた於保(商3)に期待だ。
「楽しい中で厳しさのある良い練習が出来ている」(西田)。選手自身の自主性を育むのが宮本流。全員が主体的に、全員が主人公に。フィットネス・スキル・組織力を培い、関西制覇、そして、悲願の日本一へ。百一代西田組が走り出した。(田中将大)