第33回
'11春の展望「フェンシング部」
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目標は関西リーグ男女総合優勝
「やってみないと分からない」。そう語りながらも高橋(商4)は冷静にチーム状況を把握していた。
昨年の王座優勝メンバーが一同に揃うエペ。メンバー一人ひとりの色が違う強さは、当日の相手校によってメンバー変更を行うフェンシングにとって、大きな武器となる。その反面、プレーヤー不足が浮き彫りになるのが、フルーレとサーブル。フルーレについてはルーキー竹内(商1)の活躍に期待できるが、サーブルにおいては「3番手がいない」と高橋も頭を抱える。
しかし未だに残るは王座不出場の悔しさ。「王座に出れるように」と気を吐く男子の目標は、あくまで王座出場、優勝にある。

ルーキー竹内相手に自らのフォームの確認を行う高橋(右)
一方、「先輩が抜けても実力差はない」(志野・スポ4)と意気込むのが女子だ。
ルーキーの藤山(商1)と副主将の櫛橋(スポ4)が代表選手選考会に召集され、臨戦状態に。そして他の選手も試合形式の練習の中から、試合の流れ・もって行き方を身につけた。「まとまりある」女子。目標は男子と同じ王座を見据えた、総合優勝だ。

念入りに確認した後、試合形式の練習で試合感を身につける谷村(商2)
2011年フェンシング部の初陣となる、23・24日のフルーレリーグ。「関西リーグ男女総合優勝」を見据えた戦いが始まる。(安国瀬奈)