立ちはだかる壁
今年の春季リーグにおいて、同志社卓球部女子の順位は久しぶりの関西3位。近年は4位、5位が続き、なかなかその壁を打ち破れていなかった。しかし、部員数の少ない卓球部では、低学年から試合に出るケースが多く、今年は1、2年生のころから公式戦で経験を積んできた上級生たちを中心に勝ち星を重ねていった。その中でもやはりエース玉石(商3)の存在は大きくなってくる。春季リーグでもシングルスで6勝1敗と大黒柱の働きを見せた。「ダブルスで勝たないと」とチームの勝利の鍵となるダブルスでの連携を磨きかけていく。また、今年が最終学年となるキャプテンの前田(商4)や春の個人戦でベスト8入りをした白井(社4)の最後のリーグ戦に懸ける想いは人一倍である。期待のルーキーたちもこの夏を超え、ひと回り大きくなった姿でチームに貢献していく。

ガッツポーズを見せる玉石
リーグでは近大の5季連続優勝を阻止した神戸樟蔭女大、充実した戦力で王座奪還を狙う2強を中心に展開していくだろう。同志社が優勝するためにはこういった強豪を倒していかなければならない。

サーブを放つ前田
先のインカレでは近大に敗れ、またもや悔しさを募らせた。「関東の相手に負けるのと関西の相手に負けるのでは違う」(監督)。普段対戦している相手だからこそ、その悔しさは大きい。今回の敗戦を胸に、今度こそリベンジを果たす。(谷津 駿)