難敵聖泉大撃破へ
10月1日を皮切りに、関西学生ホッケー秋季リーグ女子1部が開幕する。西日本インカレで結果を残せなかった同志社イレブンにとってはリベンジの舞台となる。西日本インカレでは調整時間が短かったこともあり、ポジション変更が間に合わず、全体がうまくかみ合わなかった。しかし、今回は約1ヶ月の時間がある。この期間でどれだけチームを仕上げてくるかに注目したい。

西日本インカレから主将としてチームを牽引する松本(商3)
今年は春季リーグで経験者揃いの聖泉大相手に引き分けるなど、戦力は今まで以上に充実している同志社。宮崎コーチも「(今年は)狙える」と期待をこめている。練習ではこれまでとは違った攻撃的なチームを目指してさまざまな攻撃パターンの練習を行っている。絶賛発展途上中の攻撃力をどこまで高いものにできるかが、上位進出へのポイントとなる。しかし、それだけでは勝てない。守備力はもちろんだが、課題として主将松本が挙げたのは体力。同志社は部員数が少なく基本的にはフル出場となるため、一人一人が70分間走れる体力が求められる。さらに、前主将帰山(スポ4)が求めるのは意識改革。「ミスをするのは仕方ない。でも、次はやってやろうという気持ちが足りない」と現チームの精神面での弱さを指摘した。

DFの中心としてチームに欠かせない朝倉(スポ3)

チームのポイントゲッターとして期待される宮里(同女3)
「聖泉大に勝つ」。目標を聞くと誰もがこう言う。技術力の高い相手に勝利するのは簡単なことではない。しかし、春に引き分けまで持ち込んだ彼女たちにとっては決して不可能なことではない。心身ともに、一段とは言わず二段も三段もレベルアップし、新たな同志社ホッケーを見せてくれるだろう。(萩原章太)