実力見せる正念場春の関西学生馬術大会、そしてインカレ予選に値する夏の関西学生馬術大会を終え、秋にはいよいよ全国の舞台を迎える。立ちはだかる大舞台は全日本学生障害飛越大会(インカレ)と全日本学生馬術選手権大会(女子選手権大会)だ。

同志社のレベルをあげてきた松波(スポ4)
主将として、エースとして同志社をけん引してきた松波の抱いてきた目標。それは大学生活4年間の中で、個人として全日本のタイトルを一つでも獲ること。また、それだけではない。もう一つ、彼女の目標としてきたことは同志社馬術部にタイトルをあげることだ。今年いっぱいで引退を迎える松波にとって、11月に行われる障害飛越大会、12月に行われる選手権大会は目標をかなえるための最後のチャンスとなる。
今夏の関西学生馬術大会では松波、大熊(文情3)、宿野部(経4)が出場し、それぞれ無念の結果に終わった。個人優勝するためには減点0が必須であるのに対し、3人とも減点がつき入賞もならなかった。しかし団体結果では2位と健闘し、同志社全体のレベルの高さを見せつける。松波もこの大会を「みんなの調子を見れるいい機会」とし、あくまで目指しているのはインカレ団体での上位入賞としていた。全国の舞台を迎えるまでに各々のレベルをあげてくるだろう。カギとなってくるのはもちろん松波の個人成績であるが、来年同志社を引っ張っていくであろう大熊の成績も重要となってくる。
今後の同志社の強さを維持する存在である大熊。9月に行われた関西学生馬術選手権大会に出場し、全日本選手権の出場権も獲得した。余裕をもって出場権を獲得できたわけではないが、その実力を見せつける大舞台に立つことができる。一方の松波は去年の女子選手権大会で結果を残し、今年の同大会出場権をすでにつかんでいる。全日本タイトルの1つであるこの大会で悔しい思いをした。その雪辱を今年は果たしたい。松波を筆頭にレベルを上げてきた同志社。いよいよ正念場となってきたが、それは同志社の今の実力を披露する絶好の機会だ。(土屋晴香)