来年こそ……
関西学生アーチェリーリーグ戦全日本学生アーチェリー女子王座決定戦・準優勝。関西学生アーチェリーターゲット選手権大会・個人優勝、団体3位。関西学生アーチェリーフィールド選手権大会・表彰台独占。インカレターゲット・個人優勝。今年度、輝かしい成績を残している女子アーチェリー部。しかし、1年で最も大きな試合である王座でタイトルを掴みとることはできなかった。今までチームを引っ張ってきた張間(スポ4)を中心とする4年生が引退。チームは新体制になり、新たな一歩を踏み出した。
毎年、王座優勝を目標に掲げている女子アーチェリー部。今度こそ、ライバル近大を下し念願の全国Ⅴへ。彼女たちの全国制覇に懸ける思いは熱い。全国の強豪を破りたい――。来年の王座に向けて、今秋からチーム一丸となって調整を始めている。

個人で関西Ⅴを果たし、笑顔の新女子リーダー足立(商3)

集中して的の真ん中を狙う
「今まで、王座に向けての調整は王座直前から始めていた。それでは遅い。今年のチームは来年の王座に向けての調整を始めている」(足立)。新女子リーダーの足立を中心に、先輩後輩関係なくチーム全体で声を掛け合って練習に励んでいる同志社アーチャ―たち。王座に向けて着実にチーム力を養っていっているのだ。

リラックスした表情で試合に挑む佐藤(スポ1)
「この前の王座では悔しい想いをした。来年の王座までに課題を調整して絶対に優勝したい」(佐藤1)。期待のルーキー佐藤も着実に秋の試合をこなしていき、来年の王座へ備える。
「次こそは」と言いつつも、毎年あと一歩のところで掴むことのできない全国制覇。何としても近大、日体大の高き壁を乗り越えたい。インカレターゲット、関西インドア、国体、と個人の試合が多い秋。その中で一人一人が個々の課題を克服し成長していくことが、王座優勝への鍵となる。チームの団結力、個々の能力を高め、来年の王座で掴むのは「優勝」のみ。彼女たちの挑戦はもう始まっている。(高田 瞳)