勝ちにこだわり全国Vを
8月下旬に行われた大学選手権では予選で姿を消した同志社ボート部。この大会を最後に4年生は引退し、この秋からは南出主将(経3)の下、新チームが始動している。

ボート競技は「最高のシンクロ競技」との異名を持つ
昔オリンピックに出場した実績を持つボート部だが、今は全国の雄に敵わない。7月に行われた関西選手権でも5位と、思うような成績を残せずに終わっている。大学選手権のエイト種目に出場した4年生クルーは9人中3人。数としてはそれほど多くないものの、最上級生として先導してきた先輩たちの引退は「正直、大変厳しい」(南出主将)。そんな実践面での不安をカバーしようと、他大学の練習や技術、さらにはリギング(※艇調整)の徹底研究に勤しんでいる。研究対象は特に、“セレクションのいない強豪国立大”。それは、同じようにセレクションの人数が昨シーズンは植田元主将(商4)と澤(スポ2)と少ないという同志社の特徴を意識してのことだ。

活躍が期待される澤
創部120年と、同志社大学体育会で最も長い歴史を持つボート部。輝かしい戦績も数多く残してきた。新チームは新たな歴史を刻むことができるのか。「全ては勝つために――」。南出主将率いる新・同志社ボート部は“関西秋季選手権優勝”、“大学選手権優勝”を目標に掲げ、今動き出す。(鶴岡瑞恵)
※リギング(艇調整)とは
体格に応じてストレッチャー位置を調整したり、ワークハイトの変更、ブレードピッチ(角度)の調整、オールのインボードやリガースプレッドの調整等をすること。これにより、より漕ぎやすくしたり推進効率を改善したりすることができる。
★試合予定
▽9/24(土) 琵琶湖レガッタ
▽10/9(日) 京都レガッタ
これ以降にも出場致します。