101代西田組
11月6日 関西大学ラグビーAリーグ 対立命館

主将として1年間チームを引っ張った西田(スポ4)
一昨年は、まさかの関西7位。創部100年目にして初の入れ替え戦という屈辱を味わった同志社ラグビー部。昨年は強力な指導陣を迎え、新たなスタートを切った。モットーは『やって楽しい、見て楽しいラグビー』。宮本新監督の言葉は選手たちに浸透し、たった1年でチームは立て直された。西田主将も攻守共に存在感を発揮。熱きスキッパーは常にチームを鼓舞し続けた。
ベストチャレンジ
12月25日 全国大学ラグビー選手権大会 対帝京大戦

熱き思いは後輩へと託された
同志社以来2校目の3連覇を狙った帝京大との一戦。紺グレを身に纏った戦士たちは、大学王者に対して一歩も引けをとらなかった。低いタックルを決め、粘り強いDFを体現。そして、宮島(スポ1)のPGで確実に加点していき帝京大とのシーソーゲームを演じた。3連覇を止めることができるのは3連覇の経験がある同志社だけだ。烈々たる思いは叶わなかったが、その雄姿を見守った誰もが同志社ラグビーに魅了されたはずだ。
『挑戦者』。チャレンジャーに失うものはなにもない。しかし、全力でぶつかっても王者の赤き壁を超えることはできなかった。この敗戦をどう生かすのか。今年はその真価が問われる1年。80分間という短い時は、彼らの胸に深く刻みこまれた。(谷津 駿)