7月に行われた2部3部入れ替え戦。そこには摂南大に6失点と完敗し、2部昇格を果たせなかった陸上ホッケー部男子の姿があった。あれから2カ月。彼らは再び2部昇格をかけ、フィールドに立つ。
8月に行われた西日本インカレ。2部の上位や1部の強豪校と戦う中で、彼らは確かな手ごたえを感じていた。ゲーム序盤で失点する場面はあったものの、徐々にチームの歯車がかみ合い、摂南大を相手に3点を決める試合もあった。中盤でプレーするMF前山(理工2)は「春に比べて失点が少なかったのが良かった。ミスをなくしていきたい」と自信をのぞかせた。
9月には1部に属する関西大と聖泉大で合同合宿を行った。だが、そこでは「本当に強すぎた。2部とのチームになれてしまったせいか、まったくプレーに追いつけない」(堀場主将・商3)と西日本インカレで芽生えた自信を打ち壊されることとなった。攻守の切り替えや、少ないチャンスを決めきれるシュート率の向上などまだまだ課題は山積みだ。個の成長とともに、チームとして機能できるかが2部浮上への鍵となるだろう。

相手と競り合う堀場主将
今年の秋季リーグでは名古屋大と名古屋商科大が参戦する。不運にも、2チームとも堀場主将の高校のチームメイトが作ったチームだ。人数は少ないが個人技のレベルは高く、いかに守って同志社のペースに持ちこめるかが重要だ。「正直しんどいが、この2チームが山場となる」(堀場主将)。3部1位にしか昇格のチャンスはない。今大会で引退する岩本前主将(文情4)と原田(理工4)のためにも、まずは3部1位通過で突破してほしい。(射場本綾)

GK北林(経3)のセーブにも注目だ