第6回
2010年展望「フィギュアスケート部」
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さらに美しいスケーティングを
ウィンタースポーツであるフィギュアスケートは、ちょうどシーズンも終盤。
今年1年フィギュアスケート部をけん引した渡辺主将(文情4)が目標としていたのは「厳しい中にも楽しさがある、メリハリをつけられる部活」。初心者と経験者の差が大きくある中で、選手同士で助け合い切磋琢磨してきた。その結果、インカレでC級女子が団体優勝、選手権女子でも7位入賞、また全日本選手権出場など、各部門において昨年と比較しても、非常に大きな成長を遂げた1年となった。

今年1年チームをけん引した渡辺主将
★渡辺主将のコメント
「今年一年は、メリハリをつけて楽しく練習することをモットーとし、普段の練習メニューを工夫した。全体的に雰囲気も良く互いに支えながら成長できた結果、同志社として目標とした団体優勝という結果として残せたのは嬉しい。来季は他のクラスでも優勝を目指したい。」
昨年よりも大きく成長した同志社をこれから率いていくのは田島次期主将(商3)。来季の予定としては夏に合宿を行い、10月から本格的にシーズンが始まることになる。田島次期主将がこれから目標とするのは”同志社の弱点”である「基本のスケーティング」を全員でレベルアップすること。ジャンプなどの技術ではなく「スケーティングのスピードや技のつなぎの部分の美しさにおいて他大学に及ばないところが多い」と部員の滑りを分析している。

2010年度は田島主将(商3)が”同志社フィギュアスケート”を作り上げていく
★田島次期主将コメント
「部内練習でしっかりとメニューを考えて弱点である基本のスケーティング部分を鍛えて、全員で上達したい。フィギュアスケートは個人競技で、経験者・初心者がそれぞれいるが、みんなで補い合って”同志社”というチームを作り上げていきたい。」
同志社はスケートリンクの不足、練習環境の悪さなど選手の負担の増大によって、どうしても有力他大学に選手をもっていかれてしまう厳しい状況が続いている。しかし、今年は新入生に、昨年まではいなかった選手権クラスの男子部員をむかえ、また選手権クラスの女子にも新入生が入るなど選手権団体戦でも上位を狙える位置にきた。2010年もフィギュアスケート部の活躍に要注目だ。
(本紙フィギュアスケート部担当)