
菅平練習試合 対日大戦
【本日のスタメン】
1.前田(スポ3)2.浦松(スポ1)3.小西(法4)4.中谷(法2) 5. 林慶(スポ4)6.舩井(社2)7.土肥祥(法4)8.西本(社1)9.田中(法3)10. 徳山(経2)11.ファイアラガ(社3)12.立川(社4)13.森岡(商3)14.上嶋(スポ3)15.隅田(法2)

8月26日、アンダーアーマー菅平サニアパークDグラウンド(長野県)で菅平合宿練習試合が行われた。8月14日から調整をラグビー合宿の聖地菅平で調整を重ねてきたラグビー部。合宿を締めくくる今試合は日大相手に先制点を許すも21-19で前半を折り返す。後半も相手の猛攻に屈せず主導権を掌握し、52-19で快勝を収めた。

日大のキックオフで試合がスタートすると、互いに譲らぬ攻防戦を展開した。試合が動いたのは前半16分、相手BK陣の華麗なパス回しに翻弄(ほんろう)され、先制トライを献上した(0-7)。先制点を許した同志社だったが、約4分後にラインアウトモールからの浦松のトライで同点に追いつく(7-7)。その後も上嶋のゲインでチャンスを作るが、反則を誘われ得点に繋げることは出来なかった。同28分には規律の乱れからトライを献上するも、同32分にゴール前での激しい肉弾戦を制し徳山がトライ(14-12)。同36分にはラインアウトを獲得し、BK陣の速さと精巧さを持ち合わせたパスを見せ、ラストパスは森岡の手に。勢いよくトライゾーンに飛び込み、21-12でハーフタイムを迎えた。

9点リードで迎えた後半戦は開始早々日大が仕掛ける。同5分、同志社の反則から相手にボールが渡ると、乱れたディフェンスラインを突かれ被トライ(21-19)。僅か2点差に迫られた同志社だが、焦りを見せない堅実なプレーを見せる。同7分には田中が相手DFを置き去りにする独走トライでリードを拡大(26-19)。「ラックサイドとブレイクダウン回りが入っていいトライになった」(田中)。その後も幾度となく敵陣深くに攻め込む攻勢を見せ、2トライを獲得した。同36分、日大スクラムから反則を誘発すると、クイックスタートを選択。相手の防御網を俊敏な動きで崩すと、ラストパスを受け取ったファイアラガがトライゾーンへと飛び込んだ(47-19)。さらに中村壮(経3)のゲインでチャンスを手繰り寄せると、同40分に立川が追加点を獲得。52-19で日大との一戦を制し、14日間に及ぶ菅平合宿を締めくくった。

「フィットネスに関して大きな収穫を感じられた」(林慶)。合宿でフィジカルの強化に取り組み、その成果を遺憾なく発揮した紺グレ戦士たち。「今以上にもっとチームの繋がりを強化したい」(石田・法4)。秋季リーグ戦開幕までの限られた時間が勝敗を分ける鍵となるだろう。日々の鍛錬を重ねる姿に、自然と期待が高まる。
(文責・堀早槻、撮影・西川有人、三宅希和)