
TEAM | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | H | E |
関学 | 2 | 1 | 0 | 0 | 4 | 0 | 0 | 3 | 3 | 13 | 17 | 2 |
同志社 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | 8 | 1 |
4月19日、ほっともっとフィールド神戸で2025年度関西学生野球連盟春季リーグ戦第2節対関学大1回戦が行われ、昨秋王者を前に1ー13と大敗を喫した。
先発のマウンドを任されたのは野邉(政策3)。立ち上がりから制球が定まらず、初回は先頭打者にセンター前ヒットを許すと、バントで一死二塁のピンチを招く。続く3番打者への四球で走者をためてしまうと、4番打者にショートを抜けるタイムリーを浴び、先制点を献上した。その後も流れを断ち切ることができず、初回だけで2失点。2回にも自身のエラーをきっかけに無死一・三塁とされ、さらに1点を追加される。試合を立て直すことができないまま、3回を投げ終えたところで降板となり「先発としての役割を果たせなかった」(野邉)と悔しさを滲ませた。

2番手としてマウンドに上がったのは齋藤(法2)。何とか流れを変えたい場面だったが、5回に関学大の中軸に連続四球を与え、1死満塁のピンチを背負う。ここで8番打者にライトへのタイムリーを浴びると、好投を見せていた関学大の飯田にもセンター方向へと打球を運ばれ、一挙4失点。苦しい展開が続いた。
続く6回からは財原(スポ健4)が登板。6回・7回を無失点に抑える好投を見せるも、8回に再び関学大の上位打線に捕まり、代打にレフト前ヒットを許して追加点を献上。その後もピンチを切り抜けられず、10点目を奪われた。
最終回のマウンドは本田(商4)が任された。しかし、下位打線に連打を浴びて出塁を許すと、勢いに乗る上位打線を止めることができず、さらに3点を失う。継投策も相手の強力打線を封じるには至らず、投手陣の課題が露呈する試合内容となった。

一方の打撃陣は、関学大の先発が予想されていた飯田に対応するため、スタメンを変更して試合に臨んだ。2回に初スタメンの佐藤悠(法3)がセンター前ヒットを放ち、チームに勢いをもたらす。「初球から思い切っていけた」(佐藤)。しかし、この好機も得点にはつながらず、投手陣を援護することができなかった。
反撃のチャンスが巡ってきたのは8回。代打の寺田(法2)がセンター前ヒットで出塁すると、続く堀内(法4)の打球が相手のエラーを誘い、その間に待望の1点を奪取。追い上げムードが高まるも、流れを完全には引き寄せられず試合終了となった。好投を見せる飯田の前に打線は終始沈黙。なかなか得点を奪えない苦しい展開が続いた。

序盤からの大量失点により、相手のペースに飲み込まれる展開となった今試合。しかし、まだ勝ち点を失ったわけではない。「立ち振る舞いや姿勢から変わっていきたい」(堀内)。明日に迫る第2戦でタイに持ち込むためにも、苦しいときこそ仲間を信じて、前を向き続けろ。
(文責・益野瑛真、撮影・近藤真子、若松晏衣、青山由菜)
スタメン
(一)堀内 4
(二)牧原 8
(三)辻井 5
(四)齊藤 3
(五)佐藤悠 9
(六)中森 7
(七)川村 6
(八)坂 2
(九)野邉 1
バッテリー
(関学大)飯田、光岡ー畠山 (同志社)野邉、齋藤、財原、本田ー坂、杉本