
関西学生ハンドボール春季リーグ戦
4月19日、関西学生ハンドボール春季リーグ戦が京都産業大学総合体育館(京都府)で行われた。2戦目は立命大との激突。前半は同志社ペースの試合展開となり、攻守ともに実力を発揮した。後半では、点をとってとられるシーソーゲームを繰り広げるも最後まで果敢に攻め続け開幕2連勝を果たした。

試合開始早々、連続失点を許す。しかし、相手の反則を誘い、ペナルティーシュートを獲得。1点を返し不穏な空気を断ち切った。ここから同志社の猛攻が始まる。前半6分、矢田(スポ2)が勢いのある速攻で追加点を挙げた。その後も屈強なディフェンスで相手の攻撃を封じ込む。さらにはオフェンス面でも11分、敵陣からターンオーバーをし葛谷(スポ3)が相手の隙間をつく。篠原(スポ3)にパスを送り、サイドシュートでネットを揺らした。丁寧なパス回しで着実に得点を重ね、常にリードする形で試合が進む。21分、今谷(スポ4)のジャンプシュートをきっかけにさらに点差を広げた。「今回はディフェンスがうまくいった」(榎本)。課題としていたディフェンスからの速攻を演出。11-7で前半が終了した。

迎えた後半では脅威の連続5得点を獲得し圧巻のプレーをみせつけた。後半8分、シュートを放つもポストにあたり失敗。しかしすぐさまこぼれだまを拾った矢田が立て直す。オフェンスでは連携プレーが光りピンチをチャンスを変えた。前半、後半ともに失点数を1桁に抑え続けた同志社。「ディフェンス面では機能していて、相手の点数を10点以下に抑えられたし、よかった」(榎本)。試合終了まで主導権を握り続け25-16で開幕2連勝を掴んだ。
「勝つことは当たり前で内容にこだわることが大事」(榎本)。次戦戦うのは武庫川女子大。「連戦になるので体力面でも気をつけていきたいし、走れるチームとして速攻でたくさん点を取っていきたい。シュートを決めきれずに終わらないようにする」(榎本)。新たにできた課題を克服し、このまま勢いを止めることなくチーム一丸となって戦い抜け。(文責、撮影 小野里律子)