ハンドボール部(男子)
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【ハンドボール部男子】大経大相手に1点差の悔しい敗北

関西学生ハンドボール春季リーグ戦 

 4月20日、関西学生ハンドボール春季リーグ戦が関西福祉科学大学学園総合体育館“Do夢”(大阪府)で行われた。相手は昨年の秋季リーグ戦第一部で7位の大阪経済大学。当時の対戦では、30-27の僅差で勝利した相手だ。
 「大経大は、昨シーズンの秋リーグで7年ぶりに勝てた相手。今春も勝とう」(上村・スポ4)。と開幕2連勝を目指し、競合相手に臨んだ。前半を17-16のリードで折り返すも、拮抗した展開が続き、31-32というわずか1点差で惜しくも敗北した。

円陣を組む選手たち

 開始1分、勢いのある大経大に先制点を許す。前半3分、工藤がロングシュートで点を取り返した直後、同志社側の反則で2分間の退場を余儀なくされた。同時に7mスローを決められるも、根間(経4)がサイドシュートを2連続決め反撃。さらに、与えられた7mスローも確実に決め同点に追いついた。徐々に、試合展開が早くなり、激しい攻防が繰り広げられる。
 前半17分、1点を追う中、キーパー・谷口(商4)が好セーブを見せた後、素早い速攻で、工藤が点を決めると、さらに、間瀬(スポ2)、上村(スポ4)も、速攻で点を決め3連続得点し、逆転に成功(11-9)。しかし、その後3連続失点し、逆転を許す。その後も、互いに取ったら取り返す白熱した試合展開に。1点を争うなか、前半22分、には間瀬(スポ1)がポストの立ち位置で確実に点を決める。さらに、前半24分にはルーズボールを奪取し得点をあげ同点に追いついた(16-16)。リードしたい同志社。前半終了間際、熊澤(文情3)のロングシュートが決まり17-16で前半を折り返した。

点を決めガッツポーズをする熊澤(文情3)

 「粘り強いディフェンスが上手く機能した」(上村・スポ4)。ハーフタイムでは、オフェンスが徐々に相手に近寄ってきたことの修正を心がけ、焦らずディフェンスから心がけることを再確認。
 続く後半、先制点を水谷(商・3)が決め好スタートを切ると、熊澤(文情・3)が立て続けにシュートを決め、3点のリードに成功。会場は一段と盛り上がりを見せた。

応援の様子

さらに、同志社の攻撃の流れが止まることなく、後半12分、上村(スポ4)が速攻でシュートを決め5点差に広げると、大経大がタイムアウトを要求。選手たちは歓喜の表情を浮かべた。

シュートを決める上村(スポ4)

 しかし、喜びも束の間、タイムアウト明けに、立て続けに4連続失点。相手の攻撃の流れを止められない。後半18分、ルーズボールを奪取され速攻で点を決められ、逆転を許すと、今度は同志社がタイムアウトを要請した。その後も、一点差を奪い合う熾烈な戦いが繰り広げられる。後半28分、1点を追うなか、同志社に好機が訪れた。相手の選手が、反則とみなされ2分間の退場となり、相手のコートプレイヤーが1人減った。後半29分22秒、このチャンスをものにし、根間(経4)が速攻で点を決め31-31の同点に追いついた。

ガッツポーズをみせる根間(経4)

残り少ない試合時間をディフェンス側で迎えた同志社。なんとか持ち堪えたいところだったが、試合終了間際、ディフェンスの際に反則とみなされてしまう。試合終了の笛が鳴り響くも、相手に7mスローが与えられてしまった。

残り時間1分を切り(31-31)

なんとか止めたいところではあったが、ペナルティーシュートを止めることができず、31-32の1点差に泣き、敗北を喫した。

構える谷口(商4)

 「これだけ戦えて、最後勝ち切ることができなかったということは、メンバーの底上げが必要だと感じた」(上村・スポ4)と、悔しい表情を浮かべた。次戦の相手は関西学院大学。「今年のチームだったら成すすべなく終わることは無いので、勝ちにこだわって戦っ ていきたい」(上村・スポ4)。ベスト4を目指すべく強豪相手に立ち向かう。

(撮影・文責、木田恋菜)

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