
第56回春季関西学生ソフトボールリーグ戦
4月29日、園田学園女子大学(兵庫県)において第56回春季関西学生ソフトボールリーグ戦が行われた。リーグ最終戦の相手は関大。3回裏の攻撃で一挙6点を奪い、8-3で勝利を果たした。2日前の試合ではダブルヘッダーで2連敗を喫した同志社。「去年と同様、チームが崖っぷちという中でしっかり気持ちを切り替えて準備してきた」(妹尾・スポ3)。今日の試合で負ければインカレ出場が危うくなる中で総力を結集させてリーグ最終戦に挑んだ。

先制点を挙げたのは関大だった。2回表、ショートの内野安打で出塁を許すと左越え適時二塁打で初失点(0-1)。この回は最小失点に抑えたものの、早々に追いかける展開となった。

3回裏、反撃に燃える同志社の打線が奮起した。先頭打者の関(スポ3)がスリーベースヒットを放つと、続く江濱(スポ3)の適時打でホームに生還(1-1)。「絶対この回が勝負だと思って臨んだ」(関)。さらに、妹尾のセンターに高く伸びるスリーランホームランで勝ち越しに成功(4-1)。「良い感じで打球が上がったので、入れと願って入ってくれて嬉しかった」(妹尾)。怒涛の攻撃に会場は今日一番の盛り上がりを見せた。次にバッターボックスに立ったのは1年生の加藤(商1)。右中間を破る三塁打でさらにチャンスを作り出す。その後も打線はつながり、この回一挙6点の猛攻を見せた。


後半には追加点を奪われるも堅実な守備でリードを維持し、関大に8-3で大勝を遂げた。「先制点を取られてしまったが、まだ大丈夫という気持ちがみんなにあった」(大久保・スポ4)。キャプテンとして初の公式戦を迎えた大久保は、2連敗から選手を鼓舞し続け、チームを勝利に導いた。次戦に控えるのは、全日本総合の近畿予選出場を懸けた選考会だ。「近畿予選に出られるように個人個人がレベルアップできるようにしたい」(日紫喜)。大久保組の戦いはまだ始まったばかりだ。(岡本和香)
【スターティングメンバー】
1江濱(中)
2田中(ニ)
3日紫喜(遊)
4妹尾(左)
5伊藤(捕)
6加藤(一)
7村田(DP)
8大久保(右)
9関(三)
【バッテリー】
櫻田-伊藤
入口-伊藤
林-伊藤
鈴木-伊藤