硬式野球部
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【硬式野球部】サヨナラ負け喫し、勝負の行方は明日へ持ち越しに

TEAM R H E
同志社
関大 1X

令和7年度関西学生野球連盟春季リーグ戦

 4月29日、GOSANDO南港野球場(大阪府)で2025年度関西学生野球連盟春季リーグ戦第3節2回戦が行われた。同志社は関大と対戦。初回に先制点を挙げるなど好調な滑り出しを見せるも、最終回にサヨナラを許し、2-3でまさかの逆転負け。勝ち点獲得の望みは明日へ持ち越しとなった。

 1回表、大井(商3)が四球で出塁。その後、2死二塁の場面で打席には期待のルーキー・齊藤(法1)が立った。「とりあえず後ろにつなごうという意識で振った」(齊藤)。5球目の真ん中スライダーを豪快にライト方向へはじき返すと、打球は右翼手の頭上を越えるタイムリーに。試合開始からわずか5分で得点を挙げ、会場は大きな盛り上がりを見せた。

 先発を務めたのは本田(商4)。初回は出塁を許すも、危なげない投球で得点の隙を与えない。3回には、安打や四球により2死満塁となるも、最後は投ゴロで仕留め、この回も無失点で切り抜けた。

先発を務めた本田

 4回表、同志社に再びチャンスがやってくる。先頭の知念(文情4)が初球からバットを強振し、左二塁打を放つ。その後、齊藤の送りバントの間に三塁へと進塁。そして打席には副将の中森(法4)。「絶対打ってやろうという気持ちで入った」(中森)。フルカウントから振り抜くと、ボールはレフト方向へ大きく伸び、タイムリーツーベースヒットに。1点の追加点を挙げ、中森からはガッツポーズが飛び出す。最上級生が打撃で見せ、チームを活気づけた。

笑顔を見せる中森

 6回裏、関大の攻撃。下位打線に右安打と適時打を許し、1点を献上。しかしその後は三振に打ち取り、ここで本田はマウンドを後にする。「ピンチの場面でも三振を取れたのが良かった」(本田)。6回1失点6奪三振と好調ぶりをアピールした。

 その後は齋藤(法2)へスイッチし、7回にはテンポよく3人で抑える好投を披露。しかし8回、四球と右安打で1死一、三塁とピンチを招く。次打者を投ゴロに打ち取り、齋藤がセカンドへ刺すも、悪送球となりこの間に三塁走者がホームへ生還。失策により、試合は振り出しに戻された。その後は三振、二ゴロで何とかこの回を最少失点で切り抜けるも、ここで投手は交代となる。

リリーフの齋藤

 迎えた最後の守備。今季初登板となる安田(スポ2)がマウンドに上がった。先頭を左邪飛で打ち取るも、その後は制球が定まらず、続けて四球を許す。2死二、三塁と後がない場面で安田の投じた球は後ろに大きく逸れ、その間に三塁走者がホームへ生還した。最後の最後でサヨナラを許し、あっけなく試合は終了。バッテリーはその場で崩れ落ち、悔しさを滲ませた。

悔しげな表情を見せる安田

 「もう切り替えて明日勝つしかない」(坂・法4)。ここまで勝ち点を挙げることができていない同志社。何としてでも明日の第3戦で白星を勝ち取り、勢いに乗りたい。今試合の反省を真摯に受け止め、再びギアを上げろ。(文責・近藤真子、撮影・金井莉子、髙橋舞衣、近藤真子)

スタメン

(一)堀内 4

(二)大井 9

(三)知念 3

(四)齊藤 5

(五)中森 7

(六)牧原 8

(七)影山 6

(八)坂 2

(九)本田 1

バッテリー

(同志社)本田、齋藤、安田―坂

(関大)曽我部ー笠井、大橋 羽藤、百合澤、山下、米沢ー大橋、荒谷ー小村

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