
令和7年度関西学生女子サッカー春季リーグ
5月4日、神戸レディースフットボールセンター(兵庫県)で関西学生女子サッカー春季リーグ第1節が行われた。心地よい春風が吹く中、迎えた開幕戦の相手は阪南大。新シーズンの始まりとしていいスタートを切るべく、勝利を目指して戦った。

昨秋のリーグ最終戦では阪南大に1-2と敗北を喫している。去年の悔しさを胸に試合に臨んだ。前半は同志社ボールでスタート。風下に立つ同志社はこの試合も序盤から守勢に回る。それでも守備の要である岩井(文情3)を中心とした固い守りで得点を許さない。
ゲームが動いたのは18分。細かいパス回しでディフェンス陣の中央を突破されると、一対一のピンチを迎える。ゴール前での駆け引きで後手に回り、先制点を許した。また、21分には精度の高いコントロールシュートを浴びて失点。厳しい立ち上がりとなった。
対する同志社は35分に前線へのパスから梅田(スポ3)が快足を飛ばして抜け出すと、相手を一枚交わしてシュート。ボールはゴール左隅へ吸い込まれ、追撃の一点を獲得した。

その後は再び阪南大に攻め込まれる展開が続く。それでも三橋(社3)のセーブで追加点を許さなかった。前半はここでタイムアップ。1-2で折り返した。

後半がキックオフ。中盤での攻防で競り勝つケースが増えてCK(コーナーキック)を獲得する。ゴール前に人数をかけて同点弾を狙うも、相手の強固な守備に得点には至らない。すると60分。自陣に押し込まれると、PA外から放たれた相手のシュートはゴールへ。遠目からのシュートに対応することができず、さらにリードを広げられた。
同志社は交代のカードを切って流れを取り戻そうと試みる。「人を入れ替えてもう一度プレスをかけるということを交代カードを切った」(笹生学生コーチ・経済4)。しかし、膠着した展開で時計の針が進んでいく。そして、試合の終了を告げるホィッスルが鳴った。
開幕戦は1-3と安定感を欠いたサッカー部女子。「目標である1部昇格に向けて次は勝利を目指してやっていきたい」(松本)。来週には、大教大が控える。今試合で出た課題を修正し、ピッチで躍動する姿を見逃すな。(文責・久岡悠斗、撮影・三宅希和)