ラグビー部
HEADLINE

【ラグビー部】近大の猛攻に屈し逆転許す

【本日のスタメン】
1.前田(スポ3)2.荒川駿(法3)3.三輪(法4)4.柏村(社3)5.林慶(スポ4)6.舩井(社2)7.土肥祥(法4)8.山﨑周(社2)9.田中(法3)10.大島(スポ4)11.上嶋(スポ3)12.立川(社4)13.ファイアラガ(社3)14.隅田(法2)15.中村大(経4)

ディフェンスを突破する柏村

2025年度関西大学ラグビー春季トーナメント
 5月25日、2025年度関西大学ラグビー春季トーナメント2回戦が近畿大学Eキャンパス人工芝グラウンド(大阪府)で行われた。「秋リーグの開幕戦が近大との試合なので、絶対勝たないといけないという思いで臨んだ」(林慶)。1回戦で勝利を収め、勢いそのままに挑んだ今試合。近大と対戦し、22-26で惜敗を喫した。

ボールを蹴る中村大

 「早く起き上がってセットするというゲームテーマでプレーした」(中村大)。小雨が降る中、近大のキックオフで試合が開始された。開始直後、自陣深くまで攻め込まれる。その後は近大のノックフォワードでマイボールとし敵陣22㍍までボールを運ぶも、得点にすることはできなかった。前半8分、同志社のミスが誘発され、またも自陣への侵攻を許しそのまま被トライ(0-7)。しかし同志社も黙っていない。同11分に、右大外でラストパスを受け取った隅田がトライゾーンへと飛び込んだ(5-7)。このトライで流れをつかむと、同志社が猛攻をみせる。同15分、強靭(きょうじん)な肉体がぶつかり合ったモールでトライを奪取(12-7)。好調ぶりを発揮し、流れを引き寄せる。同23分には、相手の独走を許すも林慶のスティールで攻撃を阻止した。さらに同26分にはラック際から飛び出した荒川駿がグラウンディング(17-7)。リードを広げ主導権を掌握したと思われたが、相手の反撃が開始される。同志社の防御網を切り崩されると、幾度にわたりトライゾーン前へと侵入を許した。同41分には、近大にギャップをつかれトライゾーンへの侵入を許し、17-14でハーフタイムを迎えた。

ボールをキャリーする田中

 「前半の最後あまりいい形で終われなかったので、もう一度体を当てるところからやり直そうと声を掛け合った」(大島)。ハーフタイムで戦況を冷静に分析。気持ちを入れ替えて後半に臨んだ。
 再会直後、大島が機転の利いたキックで敵陣22㍍ラインへと運ぶ。直後にラインアウトを獲得すると中村大からパスを受け取った隅田がトライゾーンへと飛び込み、追加点を獲得した(22-14)。トライ直後には、同志社の反則を取られ近大のラインアウトから自陣へと押し込まれる。同17分、トライゾーン直前でラインアウトを獲得すると、そのままモールで押し込まれトライを献上(22-21)。このまま逃げ切りたい同志社だったが、相手も意地を見せてくる。敵陣トライゾーン前で近大の反則から追加点の獲得を試みるも、同志社の反則でボールを損失。ここから戦況は一変する。同志社の反則と度重なるラインアウトの失敗で、相手からの圧力も強くなるばかりだった。自陣トライライン付近の近大の反則で事なきを得るが、敵陣へと攻め込むことができない。同41分、ペナルティーから隙を突かれそのまま被トライ(22-26)。1分のロスタイムが与えられるも、22-26で試合終了のホイッスルが鳴り響いた。

ボールをキープする荒川駿

 「日頃の甘さで1つのタックルミスにしても、責任感っていう部分がなかった」(三輪)。序盤はテンポよく試合を運び、主導権を握る展開だったものの、アクシデントによる負傷者の発生をきっかけに、前半終了間際から流れが傾き始める。チームの雰囲気にも陰りが見え、後半は防戦一方に。痛恨の逆転負けを喫する結果となった。それでも、個々のプレーには光るものが多く、選手一人ひとりのポテンシャルの高さを証明する試合でもあった。「個人の強みと、今日負けた敗因のところをしっかり修正してもっと精度高くやっていきたい」(田中)。次戦の慶應義塾大学との定期戦では、同志社の意地と真価が問われる。さらなる成長と、巻き返しに期待したい。
(文責・堀早槻、撮影・小野里律子、河村柚希)

※ホームページの不具合により、投稿を見合わせておりました。謹んでお詫び申し上げます。

ページ上部へ