
令和7年度関西学生卓球春季リーグ戦
5月10、11日に向日市民体育館(京都府)において令和7年度関西学生卓球春季リーグ戦の後半戦が行われた。同志社は5勝2敗という結果で2位入賞を果たした。
4勝1敗と力を見せた前半戦から3日間の準備期間を経て、後半戦を迎えた。後半戦初戦の相手は龍谷大。「龍谷にはずっと負け続けていて、相性もあまり良くないなと思っていた」(田口・社4)。リーグ戦優勝の常連校であり、同志社にとって最大のライバルだ。1番手を任されたのは隅谷(経4)。力強いプレーで強豪相手に先勝し、チームに弾みをつけた。続く齋木(経4)は敗北を喫し、3番手で登場したのは永井(社1)。第1セットは1点で取られ暗雲が立ちこめる。しかし粘り強いプレーでフルセットまで持ち込み、接戦の末勝利をつかんだ。「相手のエースだったってこともあったんで、チームも勢いに乗ってくれた」(永井)。格上相手への勝利に、会場は盛り上がりを見せた。

その後、ダブルスは敗北、中川(社4)は勝利と一進一退の攻防を見せる。6番手に登場したのは富澤(文情3)。この試合を制すると龍谷大への勝利が決まる。1セット目を取られたものの、2.3セットを連取。4セット目は取られてしまい、勝負は第5セットへ持ち越された。隣のコートでは田口(社4)の試合も始まり、白熱した試合が展開される。富澤は5セット目を取られてしまい、勝負の行方は田口に託された。「途中から横の試合終わって、もう自分が勝つしかなかったので、そうなれば集中して自分のプレーができた」(田口)。最後まで自分らしいプレーを展開し見事勝利。4-3で龍谷大から悲願の勝利をつかみ取った。

最終日は立命大と対戦した。優勝をかけた大一番。トップバッターは隅谷が務める。第1セットを先取するも流れに乗り切れず敗戦。続く永井、富澤も奮闘したが一歩及ばず、0-3でダブルスに託した。息のあった強気なプレーを見せた隅谷・宮城ペア。強烈なスマッシュの撃ち合いが繰り広げられた。シーソーゲームの中、最後まで粘るも敗北を喫した。ここで勝敗が決まってしまったものの、中川と田口が勝利を収める。最後まで諦めない姿勢と、最上級生としての意地を見せつけた。

チーム全員で奮闘した結果、2位で幕を閉じた。4季連続だった3位から念願の脱却。「自分たちの自信につながった」(田口)。この自信を糧に秋季リーグも優勝を狙う。(河村柚希・村川愛実)
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