バドミントン部
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【バドミントン部女子】おのおのが躍動見せた

令和7年度関西学生バドミントン選手権大会

 6月10・11日、大山崎町体育館(京都府)で令和7年度関西学生バドミントン選手権大会が行われた。シングルスには梅田(スポ4)、尾形(スポ3)、池田(スポ1)、ダブルスには東(商4)・田中(スポ3)ペア、向井(商1)・坪井(神1)ペアが出場。強豪がひしめく中、同志社の選手は誇りを胸に懸命に戦い、東(商4)・田中(スポ3)ペアが3位入賞の快挙を成し遂げる。その他の選手が関西ベスト8とおのおのが爪痕を残す大会となった。

 ここまで必死に食らいつくプレーで、圧倒し続けた尾形の相手は龍谷大。流れを明け渡すも足を動かし続け、粘り強さを見せる。ネットに近づく攻防や、レシーブから強打を放ち意表を突いた。しかし相手の猛威に耐え切れずストレート負けを喫した。

シャトルを見る尾形

 主将・梅田と対戦したのは京産大。第1ゲームで攻め続け見事に勝利する。第2ゲームを落とすと、続く最終ゲームは左右に振られるラリーで失点を重ね14-20の場面。すると身体の前のシャトルを左隅にめがけ精度の高いショットがさく裂した。まだまだ追い上げる15-20の場面。不意を突かれ、シャトルを相手手前へ打ち上げてしまうとすかさず真下へ打ち落とす決定打を放たれる。京産大へ軍配があがった。

シャトルを追う梅田


 1年生で唯一準々決勝へ進んだ池田の相手は立命大。一進一退の攻防の中、第1ゲームは18-18の同点から走り抜けられ、そのまま献上した。絶対に勝ち切りたい第2ゲームでは、池田のレシーブがネットに引っかかるプレーが連発する。気を落とさず前へ攻め続けるも10-21で次のステージに進むことができなかった。

スマッシュを放つ池田

 準々決勝で相対したのは東・田中ペアと向井・坪井ペア。同校対決となった試合は堅実なプレーを体現し同志社をけん引してきたプライドと、初の関西選手権に破竹の勢いで勝ち上がった新星の意地のぶつかり合いとなった。しかし終始流れをつかんだのは東・田中ペア。第1ゲームの初めに7連続失点を許した向井・坪井ペアは、日々支え合い練習を重ねる先輩を前に攻めあぐねていた。下向きの気持ちを振り切れず、高い壁がそこに立ちはだかる。東・田中ペアは隙を見逃さず、正々堂々自分たちの実力を誇示。浮いたシャトルや空いたスペースへのアプローチを続ける。順調に得点を獲得するとストレート勝ちで東・田中ペアの準決勝進出が決定した。

 共に高い総合力を持つ一戦となった準決勝の相手は立命大。「長いラリー戦になると思う」と東は前日の準々決勝を終えて大一番の展望を語った。大方の予想通り、両者隙のないプレーで会場を大きく湧かせていく。拮抗(きっこう)した試合はデュースまでもつれ込むも、最後は東・田中ペアが逃げ切りに成功。第1セットをものにした。第2セットは序盤から苦しい戦いに。自らのミスで相手に流れを引き渡すと、16-21でこのセットを落とし勝負は第3セットに持ち越された。迎えた最終セットは、序盤こそ一進一退の攻防を繰り広げるも、均衡を破ったのは相手ペアだった。そのまま踏ん張ることができず、試合終了。敗北を喫し、無念のベスト4で大会を去った。

構える左・田中、右・東

 「自分たちの最善は尽くせたけど、それでも負けてしまった」(東)。今大会では優勝が期待されるも、惜しくも届かなかった東・田中ペア。次に2人が見据えるのは、9月に行われるの西日本インカレだ。「まだ人生で優勝したことがないんで頑張りたい」(田中)。悲願の王座獲得へ。2人の挑戦はこれからもまだ続く。(久岡悠斗、青山由菜)

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