
2025年度関西学生ホッケー春季リーグ戦
6月22日、甲南大学六甲アイランドキャンパス(兵庫県)にて2025年度関西学生ホッケー春季リーグ戦第4節が行われた。同志社は甲南大学と対戦。「攻められる時間が多く苦しい試合だった」(冨田・法4)。苦しい展開がありながらも最後までゴールを守り切り、1-0で勝利した。
第1Q、両者パス回しが続き、激しい奪い合いとなった。同志社はボールを奪い、ランでゴール前まで進んだ。勢いに乗り、キーパーとの駆け引きで鋭いコースを突いてシュートが決まった。その後も相手のミスを見逃さず、自ボールにする。ゴール前にボールを運ばれても固い守備で守り切る。開始13分、相手にPCを与えてしまったがナイスセーブで守り切った。1-0で第1Qが終了した。

点差を広げたい第2Q。ライン際の激しい取り合いが続いた。パスを回すもミスで相手のポゼッションとなる。両者パス展開が続いた。開始7分、PCを与えてしまうがセーブでピンチを凌いだ。ラスト1分のところで再びピンチに陥る。ゴール前へ押し込まれ、シュートを打たれると決められる状況で相手はボールを落とし転がった。それを同志社が取り、なんとか得点を阻止した。「攻めの回数が少なかった」(冨田)。得点は動かず、1-0で試合を折り返した。

守りから始まった第3Q。相手陣地でプレーする時間が長くなり、PCを3度与えてしまった。しかし得点は入らず守り切る。試合が進むにつれてボールを奪い合いで勝つことが多くなった。何度もチャンスが訪れたものの、シュートは惜しくも外れ、リードを離すことはできなかった。

「プレーだけでなく、気持ちの面でも負けないように強い気持ちを持とう」(冨田)。気持ちを切り替えて挑んだ最終Q。積極的にボールを奪い、同志社ボールにしたがパスの判断が遅く、相手にボールを取られてしまった。しかし、ライン際に追い込むディフェンスで再び奪い返すと、ゴール前までランで運んだ。勢いはあったもののシュートには至らず、追加点を上げることはできなかった。最終結果は1-0となり、リーグ戦4連勝となった。
苦しい場面でも粘り強く守り切り、無失点に抑えた今大会。「最後の一戦を勝ちきって、全勝で入れ替え戦につなげたい」(冨田)。リーグ戦の残り1戦を必ず勝ち切り、入れ替え戦でも力を発揮すると誓った。(津田花暖)