日本拳法部
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【日本拳法部】悔しさ滲ませた

第38回全国大学選抜選手権大会

 6月22日、横浜武道館(神奈川県)にて第38回全国大学選抜選手権大会が行われた。同志社からは男子と女子A、Bが出場。男子と女子Bがベスト8に入った。

 まず行われた男子の部。1回戦は名城大と対戦した。先鋒の松下(文情4)が2本奪われ、暗雲が立ち込める。しかし、続く河野(社4)が白星を挙げると流れに乗った。今大会が復帰戦となる主将湊本(商4)も引き分けと奮闘。武重(法4)、鎮西(法4)も危なげない試合運びで白星を挙げ、次戦へ駒を進めた。

笑顔を見せる河野

 2回戦の相手は立教大。1回戦とはメンバーを入れ替えて臨んだ。先鋒の松尾(スポ4)が幸先よく勝利すると、光武、鎮西は不戦勝を収める。武重、西村(商2)も連勝し、準々決勝進出を決めた。

攻める松尾

 準々決勝は西カレでも敗北を喫している強敵関大と相まみえた。まず畳に上がったのは西村。対するは高校時代に全勝している相性のいい相手だ。積極的に攻め込むも、なかなか1本とはならない。そのまま試合終了のブザーが鳴り、引き分けに終わった。次鋒の鎮西は試合開始からエンジン全開。隙を与えず、面突き2本で決着をつけた。しかし後が続かず、松尾、河野が相次いで倒れる。代表選へ持ち込むべく、負けられない大将戦。勝負の行方は武重に託された。開始40秒、足をかけ、抑え込むと面突きを決める。しかし、すぐさま相手の反撃に合う。面突き、胴突きを浴び、終了のホイッスルが鳴る。「技術の壁、経験の壁が大きかった」(西村)。格上の相手に健闘するものの、惜敗を喫した。

技をかける鎮西

 女子トーナメントには女子Aチームから北岸(GR4)、近藤(同女3)、和田愛(神1)が、女子Bチームからは岡(経2)、和田詩(同女3)、廣井(商3)が出場した。

まず始まった女子Bチームの戦い。青学大Aチームと対戦した。しかし、岡(経2)、和田詩(同女3)が続けて倒れる。同志社の敗北が確定したものの、ここで大将の廣井(商3)が一矢報いる活躍を見せた。開始10秒。早速胴蹴りで一本を奪うと、勢いは止まらない。すぐさま胴蹴りで二本目を取り、意地をみせた。

続けて女子Aチームの試合が行われた。1回戦の相手は東洋大。先鋒の北岸が面突き2本で幸先よく勝利すると、続く近藤は不戦勝を収める。大将の和田愛も面突きを2本決め、次戦へ駒を進めた。

2回戦に対峙したのは関大Aチーム。輝かしい成績を持つ実力者が集まる強敵だ。先鋒の近藤。互いに攻撃のチャンスをうかがい、均衡した戦いを繰り広げる。しかし、残り1分で面突きを浴びると続けて2本目も決められ、敗北を喫した。次鋒は和田愛(神1)。積極的な攻撃が光った。相手の体勢を崩して面突きで1本を取ると、攻めの姿勢を崩さない。面蹴りで2本目を奪い、試合を振り出しに戻した。勝負の行方を占う大将戦。北岸が畳に立った。距離を詰め、果敢に攻めるものの相次いで面突きを決められる。1-2で惜敗を喫した。

活躍を見せた和田愛

 各々が奮闘したものの、悔いの残る結果となった今季初の全国大会。「問題点は見つかったので、体を調整して勝てるようにする」(湊本)。チームはつかの間の休息を経て後半戦に臨む。最大の目標である全国ベスト4を成し遂げるべく、試練の夏を迎える。(若松晏衣)

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