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【柔道部】全国の舞台で全力尽くす

2025年全日本学生柔道優勝大会(男子74回女子33回)

 6月28日29日に全日本学生柔道優勝大会が日本武道館(東京都)で行われた。同志社は、関西大会を勝ち抜き男女ともに全国の舞台へ。無差別団体戦の全国王者を争った男子は、無念の2回戦敗退。一方の女子は、3人制の二部に出場し、見事全国3位という好成績を収めた。

笑顔を見せる選手たち

 男子は2回戦から登場した。対峙したのは1回戦で平成国際大を下した東亜大。翌日に行われる3回戦へ駒を進めるべく、満を持して試合に挑んだ。

 先鋒の古澤(商2)、次鋒の森本(法1)が有効を奪われ、立て続けに相手に軍配が上がる。五将の池田(文情1)も果敢に相手を崩そうと向かうが、残り5秒で合わせ技1本負け。中堅の村上(スポ2)は攻めの姿勢で技を繰り出そうとするも、一瞬の隙を突かれ払い腰、大外刈りを掛けられてしまう。

 4人目まで終えて未だ勝利がない同志社。三将の高井(法3)は安定した戦いぶりを披露した。焦ることなく落ち着いて技を掛け、大内刈り、小外刈りで合わせ技一本勝ち。チームの流れを変える白星を挙げた。次いで畳に上がったのは、日々チームを率いる主将中村(法4)。集中力を切らさずに勝利し、続く児島(商3)にバトンを渡す。児島は膠着(こうちゃく)した状況を打破することができずに引き分け。彼らの挑戦はここで幕を閉じた。

技をかける高井

 一方の女子は、初戦から着実に勝利を収め3回戦へ臨む。札幌大相手に先鋒の江上愛(商1)は力強い戦いぶりを見せ、背負い投げで一本勝ち。続いて登場した江上さ(政策4)は、相手に推されてしまい、崩袈裟固で一本負けを喫する。勝負の明暗は、大将藤原(心理2)に託された。大内刈りをかけ、有効を奪い有利な展開に持ち込んだように見えたが、2つめの指導を取られてしまいもう後がなくなる。しかし、無事に逃げ切り勝利。準決勝へ駒を進めた。

 決勝戦進出を懸けた準決勝も先ほどと同じオーダーで戦った。対する相手は広島大。ルーキー江上愛が奮闘するも技を出せずに引き分けで終わる。続く2人は両者とも一本を取られ敗北。僅かに及ばず3位で今大会を終えた。

表彰式後笑顔を見せる女子選手たち

 今年も、かつての成績を上回ることはできなかった。しかし、選手たちの戦いはまだまだ終わらない。次は個人で全国の舞台を目指し、さらなる飛躍を遂げるべく日々鍛錬を積む。(大橋楓子)

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