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【ソフトテニス部】男子部、西日本インカレ団体戦で準V

令和7年西日本大学対抗ソフトテニス選手権大会

 7月19日、ヤマタスポーツパーク(鳥取県)で令和7年西日本大学対抗ソフトテニス選手権大会(以下、西日本インカレ)が行われた。先に2勝した大学が勝利する3ペアによる点取り戦だ。団体メンバーには清水(商2)・宮田(スポ1)ペア、塚本(スポ2)・長根新(スポ3)ペア、松本(商3)・盛岡(商1)ペアが選ばれ西の頂点を目指したが、結果は準優勝となった。

勝利を喜ぶ選手たち

 最高気温が35度に達する予想の中、各校プライドをかけた戦いが始まった。シードのため2回戦からの登場となった同志社。初戦の島根大との対戦では3勝0敗とストレート勝利を飾る。続く3回戦の相手は天理大に決まった。リーグ戦では同じく1部に所属する難敵であり、油断はできない。他ペアの戦績で1勝1敗になった場面、1番で起用されていた松本・盛岡ペアが踏ん張った。強敵川口・辻ペアに先行される展開だったが「自分が打って、一気に勝つ気で全力で戦った」(松本)と強打を武器に逆転に転じる。ファイナルゲームに持ち込むと、マッチポイントを決め切った松本・盛岡ペアが試合を制しチームをベスト8に導いた。

奮闘した盛岡

 対中京大戦でも2人の勢いは止まらない。清水・宮田ペアが勝ち頭の役目を果たしG(ゲームカウント)4-0で先勝するも、塚本・長根新ペアが敗北。再度、松本・盛岡ペアがてんびん戦(勝ち数が五分となり行われる最終戦)を迎えた。第1ゲーム、第2ゲームを2連続で落としたが第3ゲームから4連続でゲームを奪取し、真骨頂を見せつける。ボレーやスマッシュを効果的に決めた盛岡が、戦いのリズムを生み出す火付け役となった。「盛岡が1年生ながらも一つの柱として戦ってくれて心強かった」(長根新)。G4-2で勝利を収め対戦成績を2勝1敗とし、ベスト4進出を決めた。

 優勝を飾った2017年以来の決勝進出を懸け、対戦したのは福岡大。ここまで2敗を喫していた塚本・長根が1番に起用され、G4-1と相手を圧倒した。「あまりいい試合ができていなかったので、思いきりやろうという気持ちで挑んだ」(長根新)。勝負に徹し、チームに大きな1勝をもたらす。そして、清水・宮田ペアもG4-2で勝利。8年にわたり阻まれていた「4強の壁」を見事に破り、決勝進出を果たした。

返球する塚本

 日は落ち、体力も限界に近づく中で決勝戦が幕を開けた。相手は関学大。長根新組が始動してから、昨秋リーグ戦、今春リーグ戦、王座、関西六大学リーグ戦の団体戦全てで勝ち星を挙げられていない。大将戦となった清水・宮田ペアと岩崎・近藤(関学大)のエース対決。「何としてでもチームのために勝つ」(清水)。第6ゲームでのマッチポイントをしのぎ切り、ファイナルゲームの末に清水・宮田ペアに軍配が上がった。塚本・長根ペアがG2-4で敗北し、対戦成績は1勝1敗。今大会3回目の3番勝負となり、松本・盛岡ペアがコートに立った。優勝の行方をうらなう大事な一戦に会場は静まり返る。

ガッツポーズをする松本

 途中、G2-1でリードするも徐々に試合は相手ペースに。返球がネットにかかる機会が増え、甘いボールはボレーで仕留められる。数々の逆転劇を起こしてきた2人だったが、最後は力尽きた。「相手の勢いに最後まで抗えなかった」と責任を感じ、松本はあふれる涙を止めることができなかった。それでも、堂々の準優勝だということに変わりはない。

 西の頂点は逃したが、意地は見せた。明日からは個人戦が始まり、同志社では昨年同大会で2位だった清水と長根新に期待がかかる。「個人戦は上位入賞を目指す。西日本インカレは通過点だと思うのでインカレにつなげたい」(長根新)、「優勝するしかない」(清水)と意気込んだ。気持ちを入れ替え、個人戦に全てを懸ける。(矢部彩香)

団体メンバー

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