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【ソフトテニス部】女子部、団体戦ベスト32で惜しくも敗退

第79回文部科学大臣杯全日本大学対抗ソフトテニス選手権大会

 8月30日、稲毛海浜公園スポーツ施設庭球場(千葉県)で第79回文部科学大臣杯全日本大学対抗ソフトテニス選手権大会が行われた。女子部の団体戦には、馬渕(スポ3)・佐々(社1)ペア、白鳥(スポ4)・吉根(経2)ペア、堀(経2)・岸浦(商4)ペアが出場した。「今年こそはベスト8以上に入れるようにと目標を高く掲げて挑んだ」(白鳥)。2回戦に対戦した東京女子体育大に惜しくも敗れ、ベスト32で敗退となった。

笑顔を見せる左から馬渕、佐々

 1回戦では帝京大と対戦した。1対戦目には馬渕・佐々ペアが出場した。序盤から得点を重ね、相手に点を許すことなく3ゲームを連取した。第4ゲームで佐々のレシーブミスが見られたものの、落ち着いたプレーでG(ゲームカウント)4-0で快勝した。続く2対戦目は白鳥・吉根ペア。ミスによって第2ゲームを落としてしまったが、その後白鳥のスマッシュや吉根のボレーが決まり、G4-1で勝利した。最終である3対戦目の堀・岸浦ペアは序盤から相手の乱れを見逃さず、着実なラリー展開から4連続ポイントを奪い、わずかな時間でゲームを決め切った。第2ゲームでは相手も反撃を開始し、3失点を許す流れとなったが、終盤にかけて立て直し同志社の流れを引き戻した。結果G4-0で圧勝し、初戦を制した。

ボールを受け渡す左から吉根、白鳥

 続く2回戦の相手は東京女子体育大。1対戦目の馬渕・佐々ペアは、第1ゲームからボレーとナイスコースで次々とポイントを奪い、その勢いのまま4ゲームを連取。要所ではスマッシュも決まり、ストレートで勝利した。2対戦目に出場した白鳥・吉根ペアは、第1ゲームを奪うも、第2ゲームは相手の反撃を許し、1点も奪えずゲームを献上。第3ゲームでは体の後ろに入るラインぎわのレシーブやスマッシュのミスが響き、流れをつかめないまま2、3ゲームを落とした。それでも第4ゲームは3回のデュースに持ち込み、粘り強くゲームを奪取。しかし、続く第5、6ゲームはネットにかかるショットが続き、G2-4で悔しい敗戦となった。

レシーブをする岸浦

 続く3対戦目は激戦となった。堀・岸浦ペアは序盤から相手の巧みなボレーに苦しみ、第1ゲームを許してしまった。第2ゲームはデュースに持ち込む粘りを見せるも、再びボレーで失点し、連取を許した。それでも第3ゲームを奪うと、勢いを取り戻し、第4ゲームも勝ち取る。スコアをG2-2のイーブンに戻した。第5ゲームは、一進一退の攻防が続いた。5回ものデュースを重ね、長いラリーが続く中、容赦ない日差しが選手たちの体力を奪っていく。最後はスマッシュとコースを狙ったショットを決められ、惜しくもゲームを落とした。しかし諦めない姿勢で第6ゲームは失点を許さず、岸浦がストレートを決めてファイナルへ。迎えたファイナルゲームは、ネットにかかる場面やミスが重なり、流れを取り戻せなかった。再び相手の鋭いボレーも決まり、最後は悔しくもG3-4での敗北した。

ガッツポーズをする堀

 4対戦目は馬渕・佐々ペアが出場。第1ゲームではボレーミスから連続失点をしてしまい、先取を許した。しかし第2ゲームは2度のデュースにもつれ込む粘りを見せ、最後はボレーを決めてゲームを奪い返す。流れをつかみたいところだったが、第3ゲームは1点も取れず、苦しい展開が続いた。第4ゲームも2度のデュースに持ち込むものの、最後はネットとスマッシュを決められ、ゲームを落とした。それでも第5ゲームは相手のミスを誘い、奪取。スコアをG2-3とし、勝負の行方を最終局面に持ち込む。しかし第6ゲームではミスが目立ち、わずか1点しか取れないまま終了。最終スコアはG2-4での敗北となった。この敗戦によって団体戦はベスト32で幕を閉じた。

 いつものインカレ前よりも練習試合を多く取り入れて挑んだ今大会。「各ペアが今まで以上にコミュニケーションを取る機会を作れていた」と白鳥は話した。ペア同士連携を取れていたにも関わらず目標には届かなかった原因として、白鳥は「チャンスのところで取りきれなかったり、攻めきれなかったところ」を挙げた。この課題を各ペアで修正し、一つでも上位に行けるよう切り替えて個人戦に挑む。(津田花暖)

 

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