トライアスロン部
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【トライアスロン部】1年の集大成であるインカレで実力示す

2025日本学生トライアスロン選手権観音寺大会

 9月7日、有明浜海水浴場及び琴弾公園周辺特設コースにて2025日本学生トライアスロン選手権観音寺大会が行われた。同志社からは男女計15名が出場。男子選手権では岡田(M2)、春名(政策3)、林田悠(法4)が団体5位に入賞し、インカレは終幕となった。

 毎年観音寺で行われるインカレ。しかし昨年は台風の影響により大会が中止されたため、今大会は2年越しの観音寺での開催となる。日差しが照りつけるなか、選手たちはそれぞれの目標に向かいレースに臨んだ。

バイクをこぐ橋本(スポ4)

 女子選手権には林田青(スポ2)、橋本、尾崎(スポ4)の3名が出場した。スタートのピストルが鳴り響き、一斉に海に飛び込む。スイムとバイクを得意とする林田青は、開始直後周りの選手にぶつかられながらも体制を持ち直し、18位でスイムアップした。「いろいろな人に当たって潰されてしまい、ロスが多かった」(林田青)。続くバイクでは全体1位の走行を見せファーストパックに追いつき、2位でバイクを降りる。勢いそのまま淡々としたランで奮闘し、ラストの直線では笑顔で仲間にハイタッチ。惜しくも表彰台には届かなかったものの7位でゴールテープを切った。

 5秒差でスイムを終えた橋本と尾崎は終始同パック内でバイクを走らせ、橋本が尾崎を追う形でランスタートを切る。橋本はランで順位を大きく上げ、16位で完走した。

バイクへ移った岡田

 女子選手権終了からまもなくして男子選手権がスタートした。同志社の12名の選手たちは西日本2位の春名を筆頭に続々とスイムアップしていく。「スイムでファーストパックに乗ろうと本気でいった」(春名)。得意のスイムで好調な滑り出しを切った。

 一瞬の隙も命取りとなり得るバイクでは、選手が各自プランに合わせてレースを展開する。様々な作戦が入り乱れる頭脳戦。ファーストパックがトランジションエリアに到着すると林田悠が1位でランへと抜け出し、岡田、春名が続々と後を追った。

ランスタートを切った林田悠

 炎天下の元で粘りの走りを見せる選手たち。観音寺の暑さに備え暑熱順化を意識した練習に励んできたものの、やはり想定を上回る酷暑に苦しめられる。過酷な環境下で全国の猛者たちに追い抜かされながらも必死に食らいつき、力を出し切って11人が完走。岡田(2:00:30)、春名(2:01:49)、林田悠(2:02:08)のチーム上位3名が団体5位に入賞した。

 岡田にとって今大会は最後のインカレ。6年間の集大成としてチーム内1位の成績を残した。「前回は途中棄権で病院に運ばれてしまったから今回はリベンジ。トータルでよかった」(岡田)と語る。社会人になっても競技を続けるという岡田。今後のさらなる活躍に期待がかかる。

ゴールテープを切った岡田

 今年のインカレも熱戦が繰り広げられた。全国の猛者たちを相手に大きく爪痕を残したDUTC。1年後、観音寺の地に再び立ち、成長した姿で結果を残そうと意気込んだ。休む暇もなく今週末には青森県にてスプリントトライスロン選手権が行われる。日本選手権出場をかけた、エリート選手のみのハイレベルな戦い。大会が続きコンディション調整が難しいなか、選手たちは今大会の反省を生かし練習に勤しむ。途切れなく続く彼らの挑戦から今後も目が離せない。(文責・末松昌子、撮影・奥山璃子、堀早槻)

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