
2025年度全関西大学女子バスケットボールリーグ戦
9月7日に流通科学大学(兵庫県)にて2025年度全関西大学女子バスケットボールリーグ戦が行われた。同女は佛教大と対戦し、66-52に勝利した。
先日行われた兵庫教大との対戦で98-46と圧勝した同女は勢いを逃さず、2連勝を収めた。「簡単に勝てない相手に対して1勝できたことは、自分たちにとってプラスになった」(小島・スポ4)。

第1Q開始早々、徳永(スポ1)の3ポイントにより先制点を挙げた同女。その後も開始5分に徳永、7分に加藤(同女3)の3ポイントシュートが決まり、順調に得点を重ねる。このまま流れに乗りたいところであったが、ディフェンスの裏をつく佛教大のプレーに苦戦。ボックスアウトも上手く外され、リバウンドが取れない状況が続いた。「流れを相手に持っていかれたときに、すぐに切れないのが今の自分たちの改善するべきところ」(小島)。約3分間得点できずに失点が重なり、第1Qを15-12で終えた。
続く第2Q、加藤と小島が3ポイントシュートを沈め、第1Qの悪い流れを断つ。しかし、佛教大の力強いディフェンスを前に思うように攻めきることができない (22-19)。その後もリードを広げることができず、残り10秒、同女は佛教大の速攻で逆転のピンチを迎える。しかし、小栗(商3)が素早く陣地に戻り、ボールを弾いてレイアップをブロック。リードを守り切り、31-29でハーフタイムを迎えた。

流れを掴みたい第3Q。開始1分で放たれた加藤の3ポイントシュートで勢いに乗った同女は、佛教大のディフェンスを崩すことに成功する。相手にほとんど得点を与えないまま、塚口(同女2)がシュートを決め、10点差までリードを広げた(42-32)。直後に佛教大がタイムアウトを取るが、依然として同女優勢で試合が進む。攻撃の手を緩めずに第3Qで21得点を取り、52-41で最終Qへ。

迎えた第4Q。開始2分、小栗が3ポイントシュートを決めると小島と相坂(政策1)も続けて得点。約2分間、佛教大に点を与えることなくタイムアウトへ(61-45)。さらにリードを広げたいところだったが、佛教大も徐々にペースを取り戻し、粘り強く反撃を開始する。点差を縮められるも最後まで逆転を許さず、66-52で勝利を飾った。
リーグ戦2連勝で波に乗る同女だが、次戦はこれまで以上にレベルの高い相手との対戦。主将の小島は「(次戦の) 相手に比べて、(同女は)全員で戦わないと厳しいチームなので、ベンチも含めてしっかり5人で戦っていきたい」と語った。現状に満足することなくさらなる成長を目指して走り続ける。チーム一丸となって強敵に挑む同女から目を離せない。(文責・撮影 奥野陽仁)