
2025年度関西大学対抗テニスリーグ戦
9月13日、江坂テニスセンター(大阪府)にて2025年度関西大学対抗テニスリーグ戦女子3日目が行われた。対戦相手は甲南大。2年間1度も勝つことができなかった甲南大に勝ちたいという強い思いで挑んだ。ダブルスには久保(商4)・藤本(スポ2)ペア、山口(スポ4)・成田(スポ1)ペアが出場した。

第1ダブルスには久保・藤本ペアが出場。開始直後からコート全体を走り回る激しいラリーを繰り広げる。先制点を許すも、藤本の鋭いスマッシュや、久保の前衛からの隙をついたショットで、点差を広げない。流れを掴み、4-3で逆転に成功した。悪天候により、一時中断した試合であったが、息のあったプレーで逃げ切った。セカンドセットは3点先取で好調のスタートを見せる。観客が固唾(かたず)を呑んで見守る中、着実に点を重ね、1勝を収めた。
第2ダブルスは山口・成田ペア。0-3と劣勢から始まったが、成田のスマッシュや山口の前衛からの鋭いショットが光り得点につなげる。しかし第1セットを取りきれなかった。第2セットも、流れは相手に傾いたまま0-5に。最後は粘りの1点を獲得し、ストレート負けを回避したが敗北を喫した。

ダブルスを同点で折り返し、勝負の鍵を握るシングルス。同志社からは成田、久保、上野(文情1)が出場した。
第1シングルスに出場したのは成田。1セット目は相手に主導権を渡さず6-0の快勝で突破する。2セット目は長いラリーを制して得点を重ねた。力強いリターンやネット際の鋭い返球で相手を翻弄(ほんろう)。ラインオーバーなどのミスで表情が強ばる場面もあったが、最後まで走り抜き、7-5で勝利を挙げた。
第2シングルスには主将の久保が出場した。ファーストセットは5-4の接戦をものにし、迎えたセカンドセット。相手の力強いサーブやバックハンド、左右の揺さぶりに苦戦し、3-6で落とす。仲間やコーチ陣が見守る中、迎えたファイナルセット。相手からのラリーをスマッシュで打ち返し、雄叫びをあげる。激しい打ち合いのなか3連続得点を決め、勢いそのままに5-2で貴重な1勝を収めた。

第3シングルスには上野が出場。1セット目からタイブレークの激戦を繰り広げる。ネットミスや相手の力強さに苦しむも、苦手なコースを攻めるバックハンドが目立ち7-6(3)で制した。2セット目はファーストセットの流れに乗って、相手の体勢を崩し、連続得点を決めるなど1ゲームも譲らず6-0でストレート勝ち。ガッツポーズで嬉しさを顕(あらわ)にした。
結果はダブルスとシングルス、計4勝1敗で同志社の勝利。園田学園大戦に続き2連勝となった。次回の相手は関大だ。「1部1位で手強い相手だが3本以上とって勝ちたい」(上野)。昨年のリーグ戦1位の強敵相手に勝利に向けて準備を進める。
(元永侑里、三浦直土)
◆試合結果
同志社大学 4ー1甲南大学
D 1ー1
S 3ー0
◯ D1 久保・藤本7-5、6-2 井上・本田
●D2 山口・成田 3-6、1-6 中村・石川
◯S1成田 3-6、1-6 本田
◯S2久保 6-4、3-6、6-2 奥村
◯S3上野7-6(3)、6-0 中村