バレーボール部(男子)
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【バレーボール部男子】西日本王者に奮闘するもストレート負けを喫す

 REGAVIL CUP 2025 関西大学バレーボール連盟 男子1部 秋季リーグ戦

 9月15日、天理大学杣之内第一体育館でREGAVIL CUP 2025 関西大学バレーボール連盟 男子1部 秋季リーグ戦の第3節が行われた。今回対峙(たいじ)したのは、今季リーグ戦で関西優勝を成し遂げ、西日本インカレでも頂点をつかみとった大産大。「挑戦者という気持ちで気負わずに戦う」(森川祐・商4)。強豪校相手に健闘を見せたが、そびえたつ高い壁に阻まれ大産大相手にセットカウント0-3で敗北を喫した。

ブロックをする(左から)中田(心理2)、森川祐、小田(スポ2

 中田サーブからゲームがスタート。序盤でブレイクポイントを献上し、大商大の背中を追う展開に(0-2)。﨑山(商2)の洗練されたサーブ力が真価を発揮し、大西(経1)がクイックで決め切る完璧な同志社バレーを披露。2連続ポイントを獲得し、勢いに大西が得点を量産する(6-6)。中盤戦では2点ビハインドを背負うも、中田がサービスエースを決めブレイクポイントを奪取(9-9)。その後ピンチサーバーでコートインした小木曽(スポ1)と﨑山がサーブで相手を牽制(けんせい)し、流れが一気に同志社に押し寄せる(16-12)。しかし終盤戦に差し掛かると規律の乱れが目立ち、着々と大産大の得点板が動き出す。「1セット目の最後で同志社の弱さが出てしまった」(中田)。池田(商1)や大西が奮闘するも、西日本王者は一筋縄ではいかない。「攻めきれない場面が多かった」(小田)。22-22の場面でブレイクを許すと、そのまま連続失点を喫し24-26で第1セットを奪われた。

サーブを打つ小木曽

 惜しくも第1セットを落としたが、内容は互角の熱戦が展開する。「切り替えて、ここから3セット一気に行こう」(森川祐)。主将・森川祐の声掛けのもと、第2セットへ挑んだ。序盤で池田のスパイクや小田のツーアタックが冴え、互いに譲らぬ攻防を繰り広げる(5-5)。しかし相手の鉄壁ブロックに攻撃を封じられ、痛恨の4連続失点(5-9)。流れを断ち切ろうとタイムアウトで立て直しを図るも、コンビネーションが噛み合わず主導権を握られる(10-17)。さらに大産大の強烈なサーブに守備を崩され、点差は10点に広がった(11-21)。「サーブで崩されて、何も対処出来なかった」(森川祐)。ピンチサーバーを起用し懸命に食らいつくも、14-25で第2セットを連取された。

ハイタッチを交わす(左から)池田、大西

 続く第3セット。﨑山がスパイクを決めると、直後にはサービスエースで得点(3-4)。しかし、相手レフトの強打がコートにつきささり、流れをつかみきれない。上手く攻撃が噛み合わず、返球にまわると、すかさず速攻で攻撃され点差が広がる(6-13)。2度のタイムアウトを使い切り後がない同志社。池田がネット際のボールを押し込み意地をみせる(9-13)。さらに小池(法4)が巧みにブロックを交わす一打や、伊藤(心理3)が1枚ブロックで相手を封じ、得点を量産(17-20)。池田に2段トスで託し反撃を試みるも、ボールは惜しくもネットを越えず21-25で敗北を喫した。

 「劣勢の場面でうまく処理できず、雰囲気が作れず離されてしまった」(森川祐)。1セット目から上手く立ち直せず、無念のストレート負けとなった同志社。次戦の相手は春季リーグで白星をあげた龍谷大。「実力では勝てると思っている。安定を心がけてストレートで勝ちたい」(中田)。上位リーグに向けて鍵となる一戦。露呈した課題を修正し、全員で勝利を掴み取れ。(市原理央、三宅希和)

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