
令和7年度関西バドミントン秋季リーグ戦
9月16日、和歌山ビッグウエーブで行われた令和7年度関西バドミントン秋季リーグ戦。大会初日となった今日は京産大との一戦だ。東(商4)、梅田(スポ4)、田中(スポ3)、高本(心理1)、坪井(神1)、向井(商1)が出場。まさに総力戦で最後まで粘りの姿勢を貫き、勝利を手にした。

「高本は団体戦初出場で緊張もある中、よく頑張ってくれた」(梅田)。負けられない対京産大戦で流れをつかみたい同志社は、第1シングルスに高本を選択。第1ゲームは劣勢に立たされこのゲームを献上する。第2ゲームでは形勢逆転に成功。緩急をつけたアタックで相手のオーバーミスを誘った。堂々としたシャトル捌きを披露し、3点のリードを獲得。自身のペースを取り戻した高本は、相手コート左奥に押し込むスマッシュを繰り出す。11-5と追い上げを見せ、インターバルへ。積極的な攻撃で相手のペースを乱し続け、勢いそのままに第2ゲームを獲得した。第3ゲームはデュースに持ち込む中、高本のシャトルが惜しくもネットを越えず敗北した。
勝ち星がほしい第2シングルスには主将梅田が出場。梅田の持ち味である長い腕を使ったプレーを発揮し、リードを作る。多彩なアタックを披露し、相手を寄せ付けず18-21でこのゲームをものにした。続く第2ゲーム。ここでも梅田の強烈なスマッシュが炸裂した。コートギリギリを狙ったショットを相手コートへ埋め込み、流れを掌握。21-10と差をつけ安定した試合運びをみせた。

次につなげたい第1ダブルスに坪井・向井ペアが出場した。序盤からテンポの速いラリーが展開。高く浮いたシャトルを、ふたりは見逃すことなくとどめを刺す。スピードにほんろうされず、自分たちの色を保ちながらポイントを重ねていった。相手のマッチポイントで強いアタックに耐えきれず、跳ね返ったシャトルはコート外へ。果敢に攻めの姿勢を維持するも、最後はネットに捕まりストレート負けを喫した。

第2ダブルスには先日開催された西日本インカレで個人戦女子ダブルスの準優勝に輝いた東(商4)・田中(スポ3)ペアが出場。「最近試合したばかりだったので、相手も改善してくるだろうなと思って戦った」(田中)。相手は西日本インカレでも相対(あいたい)した松井・竹本ペア(京産大)。「自分たちが負けたら、同志社が負けてしまうので死に物狂いでシャトルを拾って頑張った」(東)。同志社を勝利に導くべく、団体戦でもその連係を発揮した。卓越した攻撃力で、相手をねじ伏せる。空いた隙を見逃さず、田中がとどめを打ち第1ゲームをものにした。続く第2ゲーム。高速のラリーが展開される中、相手が威力に勝てずシャトルは外へ。着々と得点を積み重ね、迎えたマッチポイント。東の強烈なスマッシュが成功し、この戦いに終止符を打った。

勝敗の行方は第3シングルスにかけられた。ここで登場したのはペースの速い攻撃が特徴の尾形。「第3シングルスの自分で勝負が決まるのは初めてだったので凄く緊張した」(尾形)。序盤は相手のスマッシュを何度も許し劣勢に立たされる。連続得点を献上するが、威力を緩めず反撃の糸口を探った。デュースにもつれ込み、繊細なタッチで相手をほんろうしこのゲームを獲得した。
ここで勝ち切りたい第2ゲーム。ラリーを耐えしのぎ、まさに1点を奪い合う攻防を展開。「相手は後ろまでシャトルを戻してくるような選手で、自分のテンポをつかみずらかった」(尾形)。スピード感に戸惑いながらも、尾形のインターバルで折り返す。会場ではこの日最後の戦いとなり、互いの応援は最高潮へ。鋭いスマッシュが冴え渡り、このまま勢いに乗りたい尾形。しかしここで痛恨のネットミス。流れを明け渡すかと思われたが、追随を許さずストレートのコースにシャトルを埋め込み再び流れを引き寄せる。ついに迎えたマッチポイント。相手を揺さぶるネット際にショットを落とし、尾形に軍配が上がった。
激闘を制し、快勝を収めたバドミントン部女子。まずは1勝をもぎ取ることに成功した。目指すは上位リーグ。おのおのが真価を示しさらなる高みへ、果敢に攻め続ける。(文責・青山由菜、撮影・青山由菜、東浦彩瑛)
【試合結果】
高本(心理1) ★1(21-13、15-21、17-21)2 京産大
梅田(スポ4) ☆2(21-18、21-10)0 京産大
坪井(神1)、向井(商1) ★0(18-21、10-21)2 京産大
東(商4)、田中(スポ3) ☆2(21-13、21-15)0 京産大
尾形(スポ3) ☆2(22-20、21-14)0 京産大
合計 同志社大学 3-2 京都産業大学