バドミントン部
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【バドミントン部男子】健闘するが強豪龍谷大に屈した

令和7年度関西バドミントン秋季リーグ戦大会

 9月20日、立命館大学大阪いばらきキャンパスにおいて令和7年度関西バドミントン秋季リーグ戦大会が開かれた。これまでの試合結果から上位リーグへと進み、4位以上を狙う。大会4日目の今日は強豪龍谷大との対戦。同志社からは小關(文情3)、河村(商3)、吉田(文情3)、熊木(商2)、山本(政策2)、結城(文情2)、大森(スポ1)が死力を尽くす。小關・河村ペアが1勝をあげるなど奮闘するが、龍谷大の分厚い壁を打ち壊すことができず敗北した。

 第1シングルスには結城が登場。今季対立命大戦ぶりの出場となり、同志社の初陣を任せられた。相対したのは先週終幕した西日本インカレの男子シングルスで、準優勝に上り詰めた丸山(龍谷大)。「勢いをつけていこうと思っていた」(結城)。第1ゲームはまさに前のめりの攻撃と、粘り強い守りを見せ連続得点を奪う。ネット際の攻防でも遺憾なくその力を発揮。一時6点差をつけ、21―16でこの第1ゲームを獲得した。しかしここから丸山(龍谷大)に足を取られ、悪戦苦闘。第2、3ゲームで丸山(龍谷大)のスピードが上がり、奮闘するが逆転を許し白星を挙げることができなかった。

構える結城

 第2シングルスには山本が登場した。相手の中塚(龍谷大)は西日本インカレで1年生ながら、山本と同じベスト8に勝ち進んだ選手だ。「まずは自分のプレーに集中できるよう心がけていた」(山本)。第1ゲームは押されながらもペースを維持し、得点を重ねる。13-15の場面で前後に振られるシャトルへ、しっかり狙いを定め2連続でスマッシュに成功。果敢に攻め込むが、点差を埋められず1ゲームを献上する。試合をイーブンに戻したい第2ゲーム。中々点差を引き離せない中でも、果敢に攻撃を相手コートへ打ち込む。デュースにもつれ込むと、緩急をつけたショットで相手を翻弄(ほんろう)。このゲームをものにした。運命の第3ゲーム。山本の隙を突くアタックが決まり流れを掌握した。その後猛追を受け、相手のマッチポイントに。反撃の糸口をつかめず、敗北。悔しい結果に唇をかんだ。

声を上げる山本

 勝ち星をつけたい第1ダブルスは熊木・大森ペアを選択。両者一歩も引かない長いラリー戦を展開する。11-10でインターバルを獲得後、熊木の積極的なスマッシュで相手を圧倒した。そして大森のネット前から叩き落とす力強いショットも炸裂。息の合った連係を見せた。しかしスピードの上がったシャトルが熊木に集中し流れを渡すと、このゲームを献上する。続く第2ゲーム。コートを駆け回るも流れをつかむことができず、迎えた龍谷大のマッチポイント。高い攻撃力を駆使する相手ペアに得点を許す。このダブルスをもって、悔しくも同志社の敗戦が決まってしまった。

備える(左から)熊木、大森

 少しでも花を飾りたい第2ダブルスには小關・河村ペアが出場した。胴体に打ち込まれるシャトルに太刀打ちできず、自分たちのペースをつくれない。劣勢の状況で、主将小關が意地を見せ、ストレートのコースに強烈なスマッシュに成功する。そこから流れを引き寄せ、着々と点差を縮める。しかし甘く上がったシャトルを打ち込まれた。ゲームカウントを1-1とし、勝負の行方は第3ゲームに。このゲームで小關・河村ペアが真骨頂を発揮した。ネット前で決定打を何度も放つ小關の勢いが止まらない。「点数は気にせず、やりたいことやって勝ち切ろうと思った」(小關)。そして気付けば20―18で迎えたデュースの場面。目の前に勝利の文字が徐々に浮かび上がり、同志社応援席のボルテージは最高潮に。そして小關のストレートに放ったスマッシュがネットミスを誘い、小關・河村ペアに軍配が上がった。

ハイタッチする(左から)河村、小關

 第3シングルスには吉田が出場。積極的な姿勢を見せるも相手の巧みなシャトル捌きに、徐々に体勢を崩される。最後まで健闘するもチームに1勝を追加することはできなかった。

 強豪龍谷大に1-4で勝利することは叶わなかった。明日は3位の賞状をかけ、熾烈な争いが予想される。「4年生は最後のリーグなので、悔いが残らないようにやり切って終わりたい」(小關)。選手だけでなく、全員で一丸となりここまで駆け抜けてきたバドミントン部男子。いよいよ最終決戦だ。築き上げた力のすべてを出し切る瞬間がきっと待っている。(文責・青山由菜、撮影・馬場美奈帆、若松晏衣)

【試合結果】

結城(文情2)★1(21-16、8-21、12-21)2 龍谷大

山本(政策2)★1(17-21、23-21、12-21)2 龍谷大

熊木(商2)、大森(スポ1) ★0(17-21、19-21)2 龍谷大

小關(文情3)、河村(商3) ☆2(14-21、21-19、21-18)1 龍谷大

吉田(文情3) ★0(14-21、17-21)2 龍谷大

計 同志社大学 1-4 龍谷大学

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