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【テニス部女子】関大に白星あげれず

2025年度関西大学対抗テニスリーグ戦
 9月16日、江坂テニスセンター(大阪府)にて2025年度関西大学対抗テニスリーグ戦女子3戦目が行われ、関西大と対戦した。
 ダブルスには山口(スポ4)・成田(スポ1)ペア、久保(商4)・藤本(スポ2)ペア、シングルスには成田、久保、上野(文情1)が出場した。

 第1ダブルスには山口(スポ4)・成田(スポ1)ペアが出場。序盤から流れをつかむと3-0と相手を翻弄(ほんろう)。「ファーストセットの入りは完璧だった。相手の固いダブルスに対し、受け身ではなく攻撃することができていた」(山口・スポ4)。キープゲームとなる4ゲーム目も40-15でゲームポイントを握った。

ハイタッチを交わす(左から)成田、山口

 しかし、相手も負けじと対抗。徐々に追い込まれブレイクを許すと2ゲーム連取された(3-2)。互いに一歩も譲らない展開となり5-5となった。次ゲームを、相手の鋭いサーブに対応できず苦戦。同志社も、山口のスマッシュや、成田の安定したラリーで粘るも相手のパワーが上回った。左利きから放たれる強烈なフォアハンドストロークで詰められると、対応できず5-7でファーストセットを落とした。

ガッツポーズをする(左から)山口、成田


 セカンドセットは相手の力強いストロークに押されミスするなどと、1-4の追う展開となった。「ファーストセットを落としてから流れを変えることができなかった」(山口・スポ4)。同志社も負けじと成田(スポ1)がラリー戦に持ち込み、山口(スポ4)が前衛でボレーで仕留めるなどと奮闘する。しかし、相手の剛腕サーブに崩され、2人の間にリターンを打ち抜かれるなどと苦戦。サービスゲームをキープすることができない。そのまま流れを変えることはできず、最後は相手の鋭いスマッシュが決まり、1-6で敗北した。「次出ることができたら山口さんとの最後の試合になると思うので、ツーアップでスマッシュやボレーで決めていきたい」(成田・スポ1)。次戦に向け意気込んだ。

アドバイスを受ける様子

 第2ダブルスには久保(商4)・藤本(スポ2)ペアが出場。ファーストセットは、相手の球威に押され0-3とリードを許す。その後2ゲーム連取し挽回を試みるも、流れを掴み切ることができず、3-6でファーストセットを落とした。

話し合う(左から)藤本、久保

 続くセカンドセット。サービスゲームを落とすも、久保(商4)が粘り強いラリー戦に持ち込むと藤本(スポ2)が甘くなった相手の球をボレーで仕留め、ブレイクに成功。ガッツポーズで喜びを表した。また、久保(商4)のバックハンドストロークが相手の中心を刺すなど2-3と、互角の争いをみせる。

ハイタッチを交わす(左から)久保、藤本

しかし、長身の相手選手から放たれるリターンや、巧みなネットプレーに苦戦。「セカンドセットはファーストセットを取られた原因を考えながらもっとラリーをして挽回しようとしたけど相手の実力が優っていた」(藤本・スポ2)。最後は相手のドロップショットに対応できず2-6で敗北を喫した。「相手としっかりラリーをして、相手のボールが浅くなって久保さんが決めるというプレーができて、日本のトップクラスの選手にも通用するという自信につながった」(藤本・スポ2)。敗北したものの確かな手ごたえを得た。

オーダー交換の様子

 第1シングルスには成田(スポ1)が出場。長身から放たれるサーブに苦戦する。序盤から相手優位の展開となった。
「自分のテニスをさせてもらえなくて簡単にミスをしてしまった」(成田・スポ1)。そのまま流れを引き寄せることができず、0-6でファーストセットを落とした。続くセカンドセットは、持ち前のラリー力で対抗する。相手の甘くなったリターンに対し、的確に隙を狙いボレーで得点。さらに、粘り強いラリーで相手のミスを誘うなどブレイクに成功した(2-1)。

サーブする成田

次ゲームを落とすも、ドロップショットを仕掛け、相手を崩し打ち合いを制すと再度ブレイクに成功。「出だしの部分で簡単にミスをしてしまったのが悪かった。相手がバックスライスなのでそこを狙い空いているところに打つことができたのは良かった」(成田・スポ2)。3-2とリードを保つ。しかし、相手の緩急を使ったショットや、安定した攻撃力に苦戦。ミスを連発し、3-6で敗北した。

 第2シングルスには久保(商4)が出場。相手の安定したストロークで左右に揺さぶられアウトミスを連発し、1ゲーム目を落とす。次ゲームを取り返し、チャンスボールをつくるも、ミスで得点につながらない。また、左利きから放たれる力強いリターンや強烈なサーブに苦戦。バック側を狙われると、対応できずに1-6でファーストセットを落とした。

リターンする久保

続くセカンドセットも、相手の鋭く粘り強いプレーに対応できず、徐々に差が開いて行く(0-2)。ラリー戦に持ち込み粘るも、強烈なリターンがフォアー奥に突き刺さり惜しくも次ゲームを落とす。0-4となったところで、久保(商4)の長身を生かしたサーブで相手を崩し、チャンスを掴むとキープに成功(1-4)。しかし、相手のドロップショットに対応できず1-6で敗北を喫した。

 第3シングルスには上野(文情1)が出場。ファーストセットを安定したラリー力で、相手を揺さぶる。甘くなった返しにフォアハンドで打ち抜き得点するなどと2ゲーム連取。また、低くて速いリターンで相手を奥に詰めていき、ミスを誘う。しかし、相手も負けじと対応し、拮抗した試合展開となった。しかし、焦らず丁寧なラリーを続け、相手の意表を突く低いリターンで決めるなど7-6の僅差でファーストセットを奪取した。続くセカンドセット。相手のペースにのまれ、スマッシュで決められると0-4でリードを許す。しかし、諦めず、ラリー戦を鋭いリターンで相手のバック奥に打ち抜くなど挽回を見せる。3-4まで粘るもあと一歩届かず4-6でセカンドセットを落とした。

応援のなかリターンする上野

勝ち切りたいファイナルセット。互いに一歩も譲らない互角な争いが展開された。安定したストロークで相手を揺さぶり3-2とリードする。しかし、相手も負けじと対抗すると、ラインアウトミスが多発し苦戦。勝ち切ることができず、4-6で敗北を喫した。

 関西大学に対し白星をあげることができなかった同志社。次戦の相手は4年生にとって最終戦となる関西学院大学。「関学はタフな相手だけど、最初からいい流れで引っ張っていけるように、次は絶対に勝ちたい」(山口・スポ4)。
「関学戦は久保さんとのダブルスで勝ってチームに勢いと流れをもたらせるように頑張りたい」(藤本・スポ2)。リーグ最終戦を白星で終えるべく、4年生の思いをのせ全員で戦う。

◆試合結果
同志社大学 0-5 関西大学
D 0-2
S0-3
●D1山口・成田5-7、1-6高山・中島
●D2 久保・藤本3-6、3-61口・山本
●S1成田 0-6、3-6山口
●S 2久保1-6、1-6高山
●S3上野7-5、4-6、4-6千葉

(木田恋菜)

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