
第72回関西学生アイスホッケーリーグ戦
9月20日、関西大学たかつきアイスアリーナ(大阪府)で第72回関西学生アイスホッケーリーグ戦が行われた。2回戦目に待ち受けた相手は龍谷大。「自分たちのやりたい綺麗な形で点を決めることができて良かった」と主将の福井(法4)は試合を振り返った。

第1ピリオド開始3分で金山(商4)のペナルティにより人数的に不利な状況に陥る。しかし、加藤(法4)が福井のアシストを受け、先制点を獲得した。龍谷大が自陣に攻めるシーンも見られたがシュートを打たせることなくゴールを守る。同8分、相手のペナルティによりパワープレー(数的優位)に。相手陣地に踏み入り、シュートのタイミングを見計らう選手たち。終始同志社が主導権を握り、2点追加点を挙げ、第2ピリオドへ進む(3-0)。
「1点目入った時から、みんなで盛り上がって、全体的に良い雰囲気だった」(福井)。第2ピリオドも積極的に攻める同志社。しかし開始6分でピンチが訪れた。吉村(スポ1)と金山がほぼ同時にペナルティボックスに入り、3対5と不利な状況に。数的にはかなりの危機に瀕していたが、守りに徹することもなく切り抜けた。その後も、上野(法1)のシュートで勢い付け、6-0で最終ピリオドに進む。

6点リードで迎えた第3ピリオド。開始早々、上野が2点目を得点する。「自分が得意とする形で得点できた」と自身の得点シーンを振り返った。その後も素早いパス回しで相手の隙を突くシュートを連発し追加点を重ねる。最終ピリオドで5点獲得し、11-0と圧勝で試合を終えた。

「無失点で10点差以上つけられたのはすごく良い流れだと思う」(村井・商2)。京産大戦に続く完封勝利を果たした。福井は「今日のMVPはアフターチェックなどの基本的なことを徹底できていた河野」と評価。勢いこのままに関西制覇を目指すアイスホッケー部の快進撃を見逃すな。(元永侑里)