
2025年度関西学生バスケットボールリーグ戦
9月20、21日、龍谷大学 深草キャンパス(京都府)、にて2025年度関西学生バスケットボールリーグ戦の3戦目と4戦目が行われた。同志社はそれぞれ関大と神戸医療未来大と対戦。神戸医療未来大には1度、関大には2度昨シーズン破れた。そして、昨年にインカレ出場も果たしているしている強豪との大事な連戦となった。
対関大戦、スタートは谷口(経4)、波多野(心理3)、門川(商3)、秋田(法3)、大澤(商2)。門川のフリースローで先制。そこから前半は一進一退の展開となる。波多野が持ち味の体格を生かし、着実に得点を重ねていった。ベンチから出場した柄澤(スポ3)も得点力でチームをけん引した。「自分がベンチから出るのが同志社の強みとなるよう、相手にとって脅威になりたい」(柄澤)。一時6点差まで突き離すも、関大に1点差まで詰め寄められる。

迎えた後半戦、尾上(商4)と柄澤の控えガードコンビが試合を支配。「4回生として自分のプレイスタイルに合わせてくれる」(柄澤)。個人技に寄りがちな点取り屋のために、尾上が合わせる。柄澤のパスから精密な3点シュートやミドルシュートを打ち抜き続けた。守備面ではリーグ開幕から徹底しているリバウンド。「サイズが劣っている分、ガードが飛び込んでセカンドチャンスをやらせない」(柄澤)。課題のゴール下を克服し、74-69で接戦を制した。

3連勝で迎えた神戸未来医療大。スタートは昨日と同じ。第1Q(クォーター)、波多野の果敢なアタックでファウルをもらい、フリースローで先制点を上げると、谷口と秋田が連続で5本のスリーポイントを沈め、最高の試合運びでスタートした。しかし、第2Qは相手のシュートから始まると、怒涛の攻めで同点に追いつかれてしまう。門川の自分より背の高い留学生から距離を取ったフローターでシュートを決め、負けじと相手に食らいついた。両者一歩も引かず、43-43と同点で後半へ突入する。

「全員で戦って、全員でリバウンドを取りに行こうと決めていた」(門川)。第3Qでは、留学生とマッチアップした門川や大澤(商2)を筆頭に執念のリバウンドを見せ、相手に簡単にボールを渡さない粘り強さを発揮した。その姿勢が相手のミスを誘い、2連続でファストブレイクを決める。しかし、神戸医療未来大も負けじと得点を重ね、勝負の行方は第4Qに託された。一進一退の攻防が続き残り4分、村上ヘッドコーチがタイムアウト。これでうまく流れを切ることに成功し、門川のゴール下での駆け引きや柄澤の3点シュート、波多野のシュートなどそれぞれの得意な形で得点を量産。そのまま流れを渡さず、87-75で見事に勝利を収めた。

どんな試合展開でも徹底したゲームプランで勝利を掴み取る今季の男バス。次なる対戦相手は、開幕からともに全勝無敗の天理大と京産大だ。ホームの熱気を力に変え、堂々たる姿勢で強敵を迎え撃て。(中嶋理博、樋口莉沙)