
TEAM | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | R | H | E |
同志社 | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 6 | 10 | 13 | 2 |
関大 | 1 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | 4 | 9 | 1 |
2025年度関西六大学軟式野球連盟秋季リーグ
9月22日、寝屋川公園球場(大阪府)で2025年度関西六大学軟式野球連盟秋季リーグ戦が行われた。同志社は関大と対戦。延長タイブレークの末10-4で勝利を収めた。
先発のマウンドには、この日も鈴木(経3)が上がった。初回、2死走者無しから四球で出塁を許し、先制点を献上。その後は落ち着いた投球を見せ、立て続けに相手を三者凡退に抑えた。しかし、4回には四死球、暴投で1死一、二塁と得点圏にランナーを進めてしまう。後続を2ストライクに追い込むも、センター前適時打を浴び追加点を許した。5回にも2死満塁のピンチを招くも、着実に打ち取り0点でこの回を終えた。

一方の打線は2回、2死三塁での場面で和田(経3)のセンター前ヒットによりすぐさま同点に追いつく。3回には2死二塁で打席に立った4番岡本(商3)の打った球が相手の失策を誘発。その間に走者がホームへ帰り勝ち越しに成功した。

6回には鈴木に代わり谷村(経3)が登板。死球で出塁されるも牽制で刺し、この回も無失点で切り抜ける。7回からは代わって大和(経3)がマウンドへ上がった。先頭打者にセンター前ヒットを打たれると、後続の送りバント、レフト前ヒットで1死一、三塁となった。その後犠牲フライで1点を奪われ、逆転を許した。しかし、同志社打線も衰えを知らずに躍動する。8回、2死二、三塁から2番中川(商3)がセンターへ球を打ち返し2点を追加。すぐさま再び逆転に成功した。
9回裏、あと1つアウトを取れば同志社の勝利となる重要な場面。四球でランナーを出し、後続の内野安打で2死一,二塁とサヨナラ負けのピンチを招く。大和の力投も虚しく、レフトへの2塁打がタイムリーとなり追いつかれてしまう。逆転はされなかったものの試合は延長戦へもつれ込んだ。
延長10回、両チーム三者凡退に終わり、勝負の行方はタイブレークへ持ち込まれる。そして迎えた11回、同志社の猛攻が始まった。死球や野手選択の間に着実に進塁し、得点を積み重ねる。2死満塁とさらに追加点を挙げる場面で、打席には石井(経3)が入った。打球はセンター前に落ち、2人が生還。相手を突き放した。「あまりいい当たりではなかったが、落ちてくれて嬉しかった」(石井)。そのまま勢い止まらず、大和からはツーランホームランが飛び出す。この回一挙6点を獲得。その後の相手の攻撃を0点で抑え10-4で快勝した。

「本当にチームが勝てたことに救われている」(大和)。宿敵関大から、大和組初の白星を挙げ、今勢いに乗る。このまま流れを切らさず、全員野球で駆け抜けろ。(文責・大橋楓子、撮影・内藤美紀、藤本大次郎)