アーチェリー部(男子)
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【アーチェリー男子】小林がコンパウンド部門で準優勝

第63回全日本学生アーチェリー個人選手権大会

 9月19~21日に夢の島公園アーチェリー場(東京都)で第63回全日本学生アーチェリー個人選手権大会が開催された。臨海地域特有の気候に見舞われる今大会。

 同志社からはリカーブ部門で鷲津(商4)、𠮷田悠(商3)、奥西(文情2)、木下(スポ2)、櫻井(商1)、武内(商1)、茶畑(スポ1)、コンパウンド部門で小林(法4)と計8名が出場した。72射の合計点で競う予選ラウンド。リカーブ部門では鷲津(32位635点)、𠮷田悠(17位640点)、奥西(60位621点)、木下(56位622点)、武内(16位642点)、コンパウンド部門では小林(3位661点)が勝ち進み、計6名が決勝ラウンドに駒を進めた。

行射を終えた武内

 始まったリカーブ部門の1/32イリミネーション。今年8月の世界選手権にてU21世代の日本代表として参加した𠮷田悠。安定した実力を発揮し相手を寄せつけず次のラウンドに進む。木下は第1エンドを獲得するが試合の流れを奪われ、2―6で敗北した。奥西は第4エンドで同点とし追い上げを見せるも第5エンドを取られ敗退。鷲津はセットポイント4―4の激戦を繰り広げる。迎えた第5エンド。26―27で惜しくも1点足らず敗北を喫した。武内は6―4と接戦を制し、次戦に勝ち進んだ。

エイミング中の𠮷田悠

 1/16イリミネーションでは勝ち進んだ𠮷田悠と武内の同志社対決。「キャプテンとして、絶対に勝って大きな背中見せたい」(𠮷田悠)。意気込みを実現するように𠮷田悠が先輩としての意地を見せ、6―0と圧巻のパフォーマンスでこの対決を制した。1/8イリミネーションで𠮷田悠は濱口(吉備国際大)との対戦。第1エンドは同点の接戦となったが、第2エンドは18―25と調子を崩す。続く第3エンドも奪われ、セットポイントは3―5に。迎えた第4エンドは必死に食らいつき25―25の同点に持ち込む。反撃を図るが、結果は3―7。全国ベスト16で大会を終えた。

狙いを定める小林

 コンパウンド部門は3射5セットを行い15本の合計点数を競う。1/2イリミネーションラウンドでは、小林が安定した実力で141点で1位通過を果たす。圧倒的な強さを見せゴールドメダルマッチに駒を進めた。

 小林は伴(東京国際大)との対戦。おととしの大会で優勝経験を持つ実力者だ。予選の点数では上回っていたものの、決勝戦では130―145となる。相手のプレッシャーに動じない強さを見せつけられ敗退。準優勝で幕を閉じた。

アーチェリー部員たち

 「初戦はのびのびと力を出せたが、決勝で緊張して自分の思うように打つことが難しかった」(小林)。今大会を冷静に振り返り、新たな種目で躍進を見せた小林。この大会で得た経験を大きな糧とする洋弓部男子に、さらなる飛躍が望まれる。(武富柊哉)

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