
関西学生ハンドボール秋季リーグ戦
関西学生ハンドボール秋季リーグ戦が天理大学(奈良県)で行われた。相手は春リーグに完敗を喫した武庫川女大。「最終戦なので、いい形で終われるのが1番だなって思っていた」(榎本・スポ4)。エース・今谷(スポ4)が試合前の練習に怪我を負い、戦線から離れるなか、秋リーグ最終戦への強い気持ちを持ちを胸に試合に臨み、34−29で勝利を飾った。

前半、初めに流れを掴んだのは武庫川女大。開始早々に3連続得点を取られるも、前半2分、20番有本(スポ1)が10番鎌倉(社3)への華麗なパスを魅せ得点を奪うとそこから同志社へ流れが少しずつ傾いていく。同6分には5番山道(スポ4)からパスを受けた10番鎌倉がファウルをもらい7mスローを獲得。このボーナスを14番矢田(スポ2)が落ち着いて決め得点を重ねていく。同20分以降はシーソーゲームが続き両チームが得点を取り合う形となり20−17でリードして前半を折り返した。

後半は前半同様に開始直後に流れをうまく掴めない同志社。相手に3連続得点を決められ、前半のリードを返されるも後半5分、12番キーパー榎本が相手の速攻を止めるビッグセーブを見せ流れを大きく変える。「ディフェンスから速攻っていう形が前半の方にできてなかったので、まずは守ってそこから速攻っていう形を意識していました」(榎本)。同志社は、ディフェンスに重きを置きながらも速攻を狙う姿勢で得点を重ねていく。同6分には7番葛谷(スポ3)の速攻。同11分にはクイックスタートから飛び出した14番矢田の得点が光った。同14分には相手に献上した7mスローを12番榎本がセーブ。その後のこぼれ球を拾った相手のシュートもセーブして危機を救った。最後まで気を抜かず、同志社らしいハンドを見せつけ、白星を獲得した。

次の舞台は11月に行われる全日本インカレ。「この舞台に立てることは当たり前じゃないので、関西を代表してからには恥じないプレーをしたいと思いつつ、もう最後は楽しみながらできたらいいなと思います」(榎本)。同志社らしいハンドを見せつけ目標のベスト8へ走り抜けろ。(文責:玉川宗二郎、撮影:小野里律子)