バスケットボール部(男子)
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【男子バスケットボール部】強豪相手に惜敗し、今季初黒星

2025年度関西学生バスケットボールリーグ戦

 9月27、28日、同志社大学デイヴィス記念館(京都府)にて2025年度関西学生バスケットボールリーグ戦が行われた。今季初のホーム戦、暫定同率1位チームである天理大、京産大と直接対決で白熱した試合を繰り広げた。

フリースローを打つ門川

 対天理大の試合、スタートは大澤の欠場でこれまでと入れ替わり、谷口(経4)、波多野(心理3)、門川(商3)、秋田(法3)、西村(スポ3)が出場。開始20秒、相手の巧みなパス回しからのドライブシュートで先制点を許すと、1-7と苦しい立ち上がりとなった。しかし、秋田のスリーポイントシュートから巻き返しを図る。強固なディフェンスに屈せず、攻め続けることでファウルを誘うことに成功。フリースローで点数を量産し、14-17で第1Qを終えた。何としても追いつきたい第2Qはルーキーの田中夢(法1)が3点プレーで試合がスタート。好発進を見せるも再び点数を離される。同志社の持ち味であるフルコートプレスから島倉のシュートで盛り上がりを見せ33-36で後半に勝負の舞台を移す。

第3Q、両チームともに激しいディフェンスを仕掛け合い、約2分間ノーゴールが続く緊迫の展開が続いた。天理大に均衡を破られるも、波多野がステップインからのシュートで取り返す。残り3分を切ると同志社は西村の2ショットや、島倉(スポ4)の長距離砲で得点を重ねついに同点に追いついた。ファールを与え再びリードされるも波多野が値千金のスリーを決め45―45となり、会場を大いに沸かせた。しかし、直後に隙を狙ったプレーでジャンプシュートなど決められ45―50と、5点ビハインドを背負った。第4Q早々、身長2㍍を超える留学生選手に豪快なダンクで突き放される。苦しい立ち上がりから、失点を次々に重ねた。しかし、意地の同志社は反撃に躍り出る。島倉のドライブからのレイアップと連続得点で盛り返し試合残り時間3分となったところで6点差まで追い上げた。同志社の激しいディフェンスで相手にトラベリングを誘発。流れを引き寄せるかのように見えた。しかし、パスカットで速攻を許すと、再び突き離された。粘り強く戦ったものの、54―64で惜しくも敗戦となった。

スリーポイントシュートを放つ島倉

 強豪・天理大相手に接戦を繰り広げたことは京産大にも大きなプレッシャーを与えた。気持ちを切り替えて臨んだ対京産大戦。前日と同じ布陣でスタートした。試合序盤は相手の強さが目立ち、留学生選手を中心としたリバウンド力に押され、2-14と、苦しんだ。しかし、波多野が一気にディフェンスを突破してレイアップを決めると、門川のゴール下や柄澤(スポ3)のドライブインからのバスケットカウントの奪取で流れを引き寄せる。24―27で3点差に迫り、第1Qを終えた。続く第2Q、立ち上がりからセンター陣のリバウンドを起点に島倉が走り抜けファーストブレイクを決める。柄澤がトップからのスリーを沈め、オフェンスのリズムをつかむ場面を見せた。しかし、相手のトランジションに押されて得点を許し、再び二桁近いビハインドに。途中から出場した尾上が外角からタフなスリーを沈めるなどアウトサイドシュートで対抗する。43―48と5点差まで詰めて前半を折り返した。

後半戦序盤、門川が冷静にシュートを沈めると、続けて谷口も得点を重ねる。しかし相手の強烈なパワープレーに押し込まれる場面もあり、試合は一進一退の展開となった。波多野のシュートがリングを外れるも、リバウンドを奪った秋田が確実に決め、チームを勢いづける。さらに、門川からのパスを受けた安藤もシュートを成功させるなど粘りを見せた。島倉は倒れ込みながらの豪快なシュートをねじ込み、観客を沸かせる。谷口から門川への走り込みの連携も光り、門川がフリースローを追加した。同志社は必死に得点を重ねたが、京産大の勢いを止めきれず、終了間際に再び失点。第3Qを終えた時点で14点のリードを許していた。第4Q、谷口のロングパスを受けた安藤がシュートを沈め、幸先よくスタートした。続く柄澤がフリースローを2本確実に沈め、反撃ムードを高める。島倉も3ポイントを決め、さらに尾上がフリースローを連続で成功させる。柄澤が崩れそうな体勢から巧みにシュートをねじ込み、一時6点差まで縮めた。流れをつかみかけたが、相手の攻撃力は衰えず、終盤で再び差を広げられる。柄澤は果敢に連続得点を挙げ存在感を放ち、尾上も遠距離からのシュートを沈めるなど最後まで粘ったが、反撃は実らず。最終、84-94で京産大に敗れた。

果敢に攻める谷口

 試合後、尾上は「雰囲気的にも全然悪くない。みんなネガティブになっていなかったし、しっかり反省点を見つけてアジャストしていきたい」と前向きに語った。2連敗の悔しさを抱えながらも、チーム全体が切り替えに向かう姿勢を見せ、次戦での巻き返しに期待がかかる。(髙橋舞衣、樋口莉沙、小倉茉奈)

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