
令和7年度関西六大学準硬式野球連盟秋季リーグ戦
10月1日、大阪シティ信用金庫スタジアムで令和7年度関西六大学準硬式野球連盟秋季リーグ戦第4節1回戦が行われた。同志社は関大と対戦し6-5で勝利。序盤から打線がつながり6得点を奪うも、終盤にかけて守りにほころびが見える。1点差まで詰め寄られるも、谷本忠(社3)の好投でリードを守り抜いた。
先発を任されたのは和住(文情1)。今季大活躍のルーキーが今日もマウンドに上がった。初回、いきなり先頭打者に二塁打を放たれるも、落ち着いてアウトを重ねる。その後の守りでも、走者こそ出したものの失点は許さなかった。

一方の打撃陣は、先頭の田中(商1)の右安打で幸先よくスタート。2回には遠藤(心理2)の適時打で先制に成功した。

さらに鈴木(心理3)がスクイズを決めると走者が生還し追加点を奪う。勢いづくビッグイニングとなったのは5回の攻撃。糸永(経2)がバントヒットで出塁すると続くバッターは杉本(理工3)。盗塁と相手失策によりそれぞれ進塁し、無死一、三塁のチャンスとなった。この絶好機で植田(スポ3)がライト前にうまく打球を運び追加点を奪取。なお続くチャンスで林(スポ2)と廣内(スポ2)にそれぞれ適時打が生まれリードを6点に広げた。ここで相手投手が下田(関大)に交代。立ち上がりを攻め切れず攻撃はここまでとなった。

6回裏、好投していた和住にピンチが訪れた。四球で出塁させると、その後連打を浴び1死満塁に。内野手の失策間にそれぞれ進塁し三塁走者はホームイン。1点を返されるとなおも満塁のピンチが続いた。しかし、和住がギアを上げ立て直すと2人で打ち取った。
7回裏、和住に代わり荒木(スポ2)が久々のマウンドへ。しかし制球が定まらず失点を許すとわずか14球で交代。佐藤築(スポ1)にマウンドを託した。佐藤築も相手の勢いを止め切れず出塁を許す。野手の失策も目立ち、この回3失点となった。8回にも連打を浴び1点差に詰め寄られたところで、エース・谷本忠が登板。嫌な流れを安定した投球で断ち切り8、9回を無失点で抑え試合を締めた。

「後半は完全に相手ペースだったが、何とか勝ててよかった」(鈴木)。打線好調の一方で、失策により相手にチャンスを与えてしまう場面も多くあった今戦。課題点を見つめ直し、明日も勝利を狙う。(文責・金井莉子、撮影・伊藤愛梨)