バレーボール部(男子)
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【バレーボール部男子】果敢に攻めるも鉄壁に阻まれ黒星

REGAVIL CUP 2025 関西大学バレーボール連盟 男子1部 秋季リーグ戦

 10月4日、大阪産業大学大学Wellness2008でREGAVIL CUP 2025 関西大学バレーボール連盟 男子1部 秋季リーグ戦の第5節が行われた。第5節となる今試合は近大と対戦。近大相手にセットカウント1-3で敗北を喫した。

サーブを打つ小池(法4)

 今回は秋季リーグ戦 Aリーグ負けなしで首位に立つ近大との一戦。「リーグの中で1番強い相手なので、細かい動きやフォローを徹底した」(小池)。1位でも順位を上げるべく、チーム一丸となって強敵に挑んだ。

  迎えた第1セットは近大に先制点を許すが、森川祐(商4)がすかさず速攻攻撃で取り返す(1-1)。しかし、直後から近大の高さを生かした攻撃とブロックに対応が遅れ、瞬く間に点差が拡大。4連続ポイントを奪われ、相手に主導権が傾き始めたが小池が相手の鉄壁を吹き飛ばすスパイクを決めた(3-8)。その後も果敢に食らいつき、点差を圧倒的に離されることはなかったものの、近大の背中が遠いまま終盤に突入。ここから反撃ののろしをあげたい同志社だったが中田(心理2)の攻撃が完全に封印され思うように攻撃ができない。加えて、同志社のミスとフォローの遅れなどが積み重なり近大に得点を献上。18-25で第1セットを奪われた。

ブロックする左から小笠原(法4)、大西(経1)

 続く第2セット。序盤から一進一退の攻防が繰り広げられる。しかし、相手の鋭いサーブや堅実なレシーブに翻弄(ほんろう)され、立て続けに失点。タイムアウトで流れを変えにかかるも、池田(商1)や﨑山(商2)のスパイクは近大の高さに阻まれ、点差を縮めることが出来ない(10-15)。それでも池田が高い二段トスを力強く打ち抜くと、さらにサービスエースを決め、連続得点に成功(14-17)。本(理工2)をピンチサーバーで起用すると、サーブで相手を崩すと同時に好レシーブで奮闘するが、最後は粘り負け押し返される(15-18)。小池がブロックの間を射抜くスパイクに続き、強烈なサーブで得点を重ね、5連続得点で一気に流れを呼び寄せる(21-20)。勢いづいた池田がスパイクにサーブに躍動し、26-24で第2セットを奪い返した。

 そのままの勢いでいきたい第3セットは伊藤の速攻で先制点を奪う。直後に3連続ポイントを奪われるも、同志社の攻勢は緩めない。池田と大西といった1年生をはじめとするスパイカー陣が躍動し、1点差で収め中盤へ(7-8)。しかし、近大の高い壁と鋭いスパイクが拾えず点差が広がっていく。その後も池田のバックスパイクや﨑山の相手の隙をついたプレーが光り、得点を重ねる。終盤には2連続ブレイクを2度果たすが、近大には届かず19-25で第4セットを奪い返された。

レシーブする吉田(心理1)

 「チームの雰囲気もよく、やるべきことができていた」(森川祐)。勝敗を分ける第4セット。序盤は主将・森川祐の速攻や﨑山のブロックを利用したスパイクで互角に渡り合う(5-5)。その後も伊藤(心理3)、森川祐が連続ブロックを決め、チームを勢いづける(13-13)。一時は流れを掴んだかに見えたが、近大の強烈なサーブに崩され、逆転を許す(17-19)。互いに20点台に突入しても白熱したラリーが続く展開する。リベロ吉田が足を伸ばしてボールをつなぎ、中田が打ち切る好ラリーで同点に(22-22)。しかし、ここから近大の高さを活かしたスパイクに対応できずブレイクを許すと、最後はうまくコンビネーションが噛み合わず失点。強豪相手に最後まで食らいつくも22-25で第4セットを落とし、セットカウント1-3で敗北を喫した。

トスを上げる小笠原

 「誰が出ても強いチームだったのは今回の収穫だと思う」(小池)。今試合は強敵を撃破するべく、作戦の一つとして各セットごとに選手の入れ替えを行った。白星をつかむことはできなかったものの、セッター、アタッカーが絶え間なく交代する中で誰が出ても強いチームを体現。劣勢の中でも雰囲気を崩さず、果敢に食らいついた。リーグ戦は折り返し、明日からは下位リーグでの戦いとなる。一戦一戦が残留や順位を左右する正念場だ。ここからが本当の勝負。「明日からが本番なので、1番力を入れて戦っていく」(小池)。チーム一丸となり、最後まで全員で戦い抜け。(市原理央、堀早槻)

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