硬式野球部
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【硬式野球部】相手投手攻略できず勝ち点献上した

TEAM R H E
近大 12
同志社

令和7年度関西学生野球連盟秋季リーグ戦

 10月6日、ほっともっとフィールド神戸(兵庫県)で令和7年度関西学生野球連盟秋季リーグ戦第5節1回戦が行われた。同志社は近大と対戦し、0-6で敗北。終始相手に主導権を握られ、今季はじめて勝ち点を献上した。
 前日の試合で敗北を喫し、後が無くなった坂組。「みんな気合いが入っていた」(坂・法4)。優勝へ望みをつなぐべく、士気を高めてゲームに入った。
 先発を任された本田(商4)は1番から好打者が続く近大打線を、初回三者凡退に斬る。「0に抑えて先制点を取られないように」(本田)と慎重な滑り出しを見せた。しかし試練は直後に訪れた。先頭にヒットを許すと、送りバントで得点圏にランナーを進められる。1死二塁谷本(近大)に左適時打を放たれ先制点を献上した。

先発の本田

 一方の打線は相手先発・増田(近大)に手も足も出ない。四球での出塁は見られるも、無安打のまま5回を終えた。
 チャンスが訪れたのは6回。1死から牧原(商3)と中森(法4)が連続四球で好機をつくる。ここで打席が回ってきたのは知念(文情4)。「ヒーローになってやるという思いでいた」(知念)。相手投手の失策の間にランナーがそれぞれ進塁し、一打放つと1点差にまで縮められる展開に。3ボール2ストライク、フルカウントからの6球目。変化球に合わせてスイングするもバットは空を斬り、チャンスを活かせなかった。

マウンドに集まる選手たち

 投手陣は試合中盤から継投に入る。5回、本田が招いたピンチを齋藤(法2)が無失点ピッチングを披露すると、6回から登板した財原(スポ4)も三者凡退に抑えた。しかし0-3で迎えた8回。近大の足を絡めた攻撃に翻弄(ほんろう)され、2死二、三塁のピンチに。三木(近大)と谷本の連続適時打で差を5点にまで広げられる。さらに続く9回にも内山(法1)の制球が定まらず、押し出し四球で1点を失った。

中継ぎで登板した財原

 打撃陣は8回に牧原のヒットでこの試合初めてHのランプを灯す。しかし相手投手を攻略できず後続が絶ち、無得点で試合が終了した。

チーム唯一のヒットを放った牧原

 坂組で挑むリーグ戦も残すところ最終節の同立戦のみ。「同立戦は多くの人が観に来てくれると思うので、集大成を思い切ってやりたい」(坂)。自力優勝の可能性こそ消滅したものの、まだ戦いが終わったわけではない。気持ちを切り替えて2週間後、慣れ親しんだわかさスタジアムへ乗り込む。(文責・伊藤愛梨、撮影・青山由菜、矢部彩香)
スタメン
(一)堀内 4
(二)牧原 8
(三)中森 9
(四)知念 3
(五)齊藤 5
(六)影山 6
(七)北田 7
(八)辻井2
(九)本田 1
バッテリー
(近大)増田、野口ー伊藤
(同志社)本田、齋藤、財原、橋本裕、内山ー辻井

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