
第64回関西学生秋季リーグ戦
10月5日、ボウリングスペースHIT(大阪府)において第64回関西学生秋季リーグ戦3・4週目が行われた。「序盤の相手も油断せずに戦う」(松本)と試合に臨む。男子部は桃山学院大、近大と対戦。女子部は京産大と対戦し、男女共に勝ち点を獲得した。

男子部は松本(商4)岡田(スポ4)熊(スポ3)菅原(商3)渡邉(スポ1)が出場。第1ゲーム、主将である松本が8度のストライクで256ピンをマークし、チームをけん引。その流れに呼応し、チームメンバー全員が200ピン越えを叩き出した。しかし第2ゲームでは、岡田が269ピンと好投するも、スコアが伸び悩み15ピン差で桃山学院大にゲームを奪われる。「メンバーが一斉にスコアを落としてしまうと、相手も勢いに乗って負けてしまうことが多かった」(菅原)。続く第3ゲームでは調子を取り戻し、再びチーム全員が200ピン越えのスコアを記録。さらに菅原が冒頭から10連続ストライクを放つ、圧巻の投球。最後はスペアになったものの、ほぼ完璧な内容を見せた。「パーフェクトは出したかったが、2ゲーム目の負けが悔しい」(菅原)。2-1で勝ち点獲得となったものの、悔しさをにじませた。
続く近大戦は、チーム全体で安定した投球を披露。第1ゲームでは渡邉が8度のストライクで236ピンをマークするなど、5人中3人が200ピン越え。同じく近大も3人が200ピン越えの好投を見せるが、チーム全員で踏ん張り、ポイントを勝ち取る。続く第2ゲームでは菅原が257ピンと好調ぶりを見せる。また、岡田も224ピンと好投。近大も200ピン以上を記録するも、同志社が上回り87ピン差をつけて第2ゲームを制した。勝ち点獲得が決まったが、第3ゲームも油断はしない。渡邉が再びストライクを量産し242ピンの高得点をマーク。他のチームメンバーも200ピン以上を記録し、3ゲーム通じて安定感のあるプレーを見せた。

女子部は石本(スポ4)、渡辺(スポ2)が出場。3・4週目ともに京産大と対決。1試合目の第1ゲームでは、渡辺が172ピンと思うようにスコアが出なかったが、石本が安定した投球で201ピンを記録。京産大は206ピンと2人を上回る点数を記録したが、もう1人の選手のスコアが伸びなかったことで第1ゲームを同志社が制した。続く第2ゲームでは石本が合計9度のストライク、256ピンの高得点を叩き出した。その背中を追うように、第3ゲームでは、渡辺が236ピンを記録し持ち前の力を発揮、3-0で圧勝した。2試合目は第1ゲームから京産大を圧倒する。渡辺が226ピン、石本が243ピンマークし、トータルスコア469ピンでゲームを奪った。続く第2ゲームでは、渡辺が9度のストライクを放ち、他のフレームも確実にスペアでつなげた。勝ち点獲得が決まったが、第3ゲームでも手を緩めずストライクを重ねる。危なげなくゲームを奪い、3-0で勝利した。「大きくスコアを崩すことなく、楽しくかつ真剣に良いボウリングができた」(石本)と自身の投球を振り返った。

1•2週目に引き続き、勝ち点獲得となったが、「桃山学院大に1ポイント取られたのはメンタルの弱さが出た」(松本)、「テンピンをこぼせなかった時のアジャストが遅れ、少し我慢が続くゲームがあった」(石本)と改善点を見出した。課題を克服し、より完成度の高い試合を目指す。(尾崎直哉)