
第56回秋季関西学生ソフトボールリーグ戦
10月5日、園田学園大学(兵庫県)において、第56回秋季関西学生ソフトボールリーグ戦が行われた。この日の相手は園田学園大。1部リーグ残留がかかった大一番だったが、3-0で敗北し、無念の2部降格となった。
「全員で、何があっても最後までみんな必死で戦い抜こうという思いで臨んだ」(大久保・スポ4)。一人ひとりが強い思いを胸に、秋季リーグ最終戦に挑んだ。

この日の先発は鈴木(スポ2)。立ち上がりから相手に主導権を握られる展開となった。1回裏、3番打者が左前安打で出塁するとすかさず二塁へ盗塁を決められる。続く4番打者には四球を与え、2死一、二塁のピンチに。5番打者、6番打者に連続して失策し、貴重な先制点を奪われた。(0-2)。
2回表、なんとか取り返したい同志社。4番の妹尾(スポ3)が四球で出塁すると、村田(商1)が犠打で送る。二塁に走者を置き反撃のチャンスを迎えるも凡打に倒れ、得点には至らなかった。その裏の守備では、先発の鈴木に代わり林(社3)が出場。しっかりと三者凡退で抑え、試合の流れを引き寄せた。

4回裏、先頭の6番打者をレフトフライに打ち取り落ち着いた立ち上がりを見せたが、7番に右前安打を許す。続く8番の犠打で走者は二塁へ。9番にも右前安打を浴び、痛い追加点を献上した(0-3)。一方の打線は、相手投手の好投の前に押さえ込まれ、反撃の糸口をつかめないまま苦しい展開が続いた。
5回裏、同志社の投手は櫻田(スポ4)に交代。四球で走者を負う場面もあったが、冷静に後続を断ち、無失点で切り抜けた。6回表、櫻田の好投に応えるように伊藤(商3)が右前安打を放つ。続く関、江濱(スポ3)がそれぞれ進塁打で繋ぎ、2死三塁の好機をつくる。しかし、あと一本が出ず凡退に倒れ、得点にはつながらなかった。
6回裏、櫻田に代わり入口(社4)がマウンドへ。得点圏にランナーを置くも、落ち着いた投球で追加点は与えない。しかし7回表も打線は沈黙し、試合の最後まで得点を奪うことはできなかった。

最後まで反撃及ばず、無念の2部リーグ降格となった同志社。守備の乱れで失点を許し、反撃のチャンスを活かせなかった。「ここからは上がるしかないので、この冬で一つ一つ丁寧に練習していって、みんなでレベルアップしていけるように頑張っていきたい」(妹尾)。チーム一丸となって鍛錬を積み、1部リーグ復帰を目指す。(文責・馬場美奈帆、撮影・小林はなか)
【スターティングメンバー】
1関(三)
2江濱(右)
3日紫喜(遊)
4妹尾(左)
5村田(二)
6田中(DP)
7中谷(一)
8大久保(中)
9伊藤(捕)
FP鈴木(投)
【バッテリー】
鈴木-伊藤、林-伊藤、櫻田-伊藤、入口-伊藤