
2025関西大学ジュニアリーグ
【本日のスタメン】
1.小川(スポ4) 2.長島(スポ4)3.笛木(商4)4.家(ILA1) 5.山田虎(法4)6. 齊藤柊(商4) 7.山崎暖(政策4)8.荒川虎(商4)9.田中(法3) 10.徳山(経2) 11.日下部(商2) 12.瀧川(法3) 13.趙(法4) 14.中村壮(経3)15.山下(法4)
10月11日、同志社大学京田辺キャンパスラグビー場(京都府)にて関西大学ジュニアリーグ第3節が行われた。相手は先週行われたAリーグで大敗を喫した天理大。前節の白星に続いて連勝を飾りたい同志社は、チーム一丸となって果敢に挑むも21-66で無念の敗戦となった。

雲天の中、天理大のキックオフでスタートすると、開始早々試合が動く。前半2分に天理大がマイボールスクラムを獲得し、試合の流れを掌握。直後に密集戦を抜け出し右大外に展開され、先制トライを許した(0-5)。しかし同6分、天理大の反則によりマイボールラインアウトを獲得。直後に山下からラストパスを受け取った中村壮が、左タッチライン際を駆け抜けトライに成功した(7-5)。
「パスもらってボール置くだけだったが、そこまでのプロセスや外からの声出しが得点に繋がった」(中村壮)。追加得点を狙う同志社は、相手DFの突破を試みるも強烈なタックルにより攻撃を阻止される。「ゴール前での、ハンドリングスキルや走り込みで取られたのは痛かった」(齊藤柊)。逆風が吹きつける中、さらに追い打ちをかけるように3連続トライを許し、大きくリードを離された(7-24)。
不穏な空気が漂うフィールドで、同37分にFW陣が執念のプレーを見せる。敵陣15㍍でマイボールラインアウトからモールを形成し、そのまま押し込みトライを奪取(14-24)。「ディフェンスでも負けてはいなかった」(山田虎)。相手の圧倒的なフィジカルに押されつつも、少ないチャンスをものにし前半を折り返した。

10点ビハインドで迎えた後半戦。序盤から重ねて反則を犯した同志社は、自陣深くでプレーを強いられる展開に。後半6分に天理大がラインアウトを獲得すると、モールを形成され強靭(きょうじん)なフィジカルで圧倒される。激しい肉弾戦の中、防御網のギャップを突かれ追加点を献上。(14-31)。しかし同9分、同志社が意地を見せる。中村壮の俊敏なフェイントを起点に攻撃を展開し、相手のディフェンス網を突破。するとラストパスを受け取った趙がグラウンディングに成功し、点差を縮めた(21-31)。
その後同志社はマイボールスクラムからチャンスを作るも、天理大にボールを奪われてトライライン目前での攻防を展開。必死のディフェンスで粘りを見せたが、同18分に再びラインアウトからモールで押し込まれ、追加点を許す(21-38)。以降も天理大の勢いは衰えず、中央突破やサイド攻撃から立て続けにトライを重ねる。「リズムを掴めず、後半も立て直せなかった」(中村壮)。21-66でフルタイムを迎え、Aリーグでの雪辱を果たすには至らなかった。

「後半イージーミスが重なり流れを持っていかれたのが敗因」と怪我からの復帰戦を果たした中村大は、試合後悔しさを露わにした。今回明らかになった課題を修正し、次戦の対関大戦での勝利を目指す。(文責・井戸美希、山本桜子 撮影・市原理央、奥谷陽菜、西川有人、藤本大次郎、村田あげは)