バドミントン部
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【バドミントン部女子】健闘するも全国の壁は高かった

第76回全日本学生バドミントン選手権大会個人戦

 10月11日、ヤマト市民体育館前橋にて第76回全日本学生バドミントン選手権大会が開催された。大会1日目は同志社からは東(商4)・田中(スポ3)ペア、梅田(スポ4)・尾形(スポ3)ペア、黒石(文情3)・池田(スポ1)ペア、向井(商1)・坪井(神1)ペアが出場。果敢に攻め込むが、トップクラスの精鋭たちに阻まれ惜しくも敗北を喫した。

 始めにコートへ立ったのは黒石・池田ペア。熊本学園大と対峙(たいじ)した。巧みなシャトルさばきで相手を翻弄(ほんろう)し、するすると得点を積み重ねる。第1ゲームを獲得すると第2ゲームも試合の主導権を掌握。冷静な判断でこの試合をものにした。

 2回戦では強敵・日体大と対戦した。第1ゲームは必死に食らいつくが敗北する。白紙に戻したい第2ゲームでは善戦を繰り広げ、デュースにもつれ込む激闘を制した。勝利をかけた第3ゲーム。攻めの姿勢を貫くが、相手のペースに引き込まれ流れを渡す。10―21とリードを広げられ黒星を喫した。

シャトルを追う左・池田、右・黒石

 秋季リーグ戦大会に1年生ながら出場し、大きく貢献した向井・坪井ペアの初戦の相手は関大だ。持ち前の息の合った連係と、声で終始圧倒する。強烈なスマッシュを成功させるなど、個の底力を遺憾なく発揮。ストレートで勝利し、2回戦進出を決めた。

 2回戦は関東大学秋季リーグ戦大会に2年生ながら出場し、経験を積む岡本・尾崎ペア(早大)との対戦。第1ゲームは奮闘するが連続得点を献上し、岡本・尾崎ペアの猛攻を受ける。大差をつけられこのゲームを落とした。なんとか反撃の糸口を探りたい向井・坪井ペア。第2ゲームもスピード感のあるラリー戦を展開される。必死にコートを飛び回るも、防戦一方のまま。隙のない攻撃に相手の流れを断ち切ることができない。12―21と粘りを見せたが挽回できず、そのまま涙を呑む敗戦となった。

構える左・坪井、右・向井

 梅田・尾形ペアは金沢学院大との対決。梅田と尾形の持ち前の力強いアタックを維持し死力を尽くした。尾形の前衛攻撃が功を奏し、点差を縮める。まさに一進一退の攻防で1点を奪い合う展開に。2ゲームともを21―19にそろえ、2回戦に進出を決めた。

 2回戦の相手は日体大。第1ゲームは序盤こそ優勢に試合を進めるも、連続得点を許す。流れを渡し、追いかける展開となった。試合の主導権を取り返すことができず、このゲームを献上。第2ゲームも同様に相手ペアに攻め込まれ、反撃の糸口を見出すことができない。終盤に粘りを見せるも一歩及ばず、ここで敗退となった。

喜ぶ左・尾形、右・梅田

 東・田中ペアはシードを獲得し、2回戦からの出場となった。第1ゲームから安定した試合運びを見せる。上がった球を確実に仕留め、得点を積み重ねた。流れを渡さず、このゲームを獲得。続く第2ゲームも相手に反撃の隙を与えない。危なげないプレーでストレート勝ちを収めた。

 続く3回戦。北翔大のペアと対決した。順調に得点を重ねた2回戦とは一転し、苦戦を強いられる。インターバル後に7連続得点を決められ、苦しい状況に。開いた点差を縮めることができず、第1ゲームを落とした。負けられない第2ゲーム。互いに点数を取り合う展開となった。ここで抜け出したのは東・田中ペア。抜群のコンビネーションが光り、このゲームをものにした。運命の第3ゲーム。第2ゲームの勢いのまま臨んだが、相手の気迫に押された。思うようにシャトルを返すことができず、ミスを連発する。徐々に点差が開いていき、3-11でインターバルへ。諦めることなく懸命にシャトルを追うもミスに加え、不意を突くショットに対応することができない。無念の敗退となった。

攻撃を準備する左・田中、右・東

 個々が力を尽くし、懸命に戦うも及ばなかった。今日はシングルスの1~3回戦が行われる。昨日の悔しさ、さらには敗退した仲間の思いも胸に勝利を目指す。(若松晏衣、青山由菜)

【試合結果】

1回戦

黒石(文情3)、池田(スポ1)☆2 (21-10、21-17) 0熊本学園大

梅田(スポ4)、尾形(スポ3) ☆2 (21-19、21-19) 0金沢学院大

向井(商1)、坪井(神1)☆2 (21-8、21-11) 0関大

2回戦

黒石(文情3)、池田(スポ1)★1 (17-21、22-20、10-21) 2日体大

梅田(スポ4)、尾形(スポ3) ★0 (15-21、17-21) 2日体大

向井(商1)、坪井(神1) ★0(3-21、12-21) 2早大

東(商4)、田中(スポ3) ☆2(21-11、21-11) 0専大

3回戦

東(商4)、田中(スポ3) ★1(11-21、21-16、7-21) 2北翔大

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