
RIGAVILCUP2025関西大学バレーボール連盟女子4部秋季リーグ戦
10月12日にRIGAVILCUP2025関西大学バレーボール連盟女子4部秋季リーグ戦、対京都華頂大戦が行われた。昇格に向けて負けられない一戦。ミスが続いた苦しい場面もあったが、意地を見せつけセットカウント3-1で開幕6連勝を飾った。
相手に先制点を許し始まった第1セット。序盤から#1八木(法4)の力強いアタックと相手の意表をついた巧みなフェイントで流れを作った。終盤には#5西躰(スポ4)、#13宮口(法4)が登場しサーブで相手を圧倒しつつ、#2岡本(社4)や#3岡田(スポ2)の速攻で得点を重ねる。また、セッターである#10今川(文情1)が自らアタックを決め、二段トスを#7三宅(スポ3)が打ち切るなど、第1セットからチーム全員が積極的に得点を狙う姿勢が光り、25-14で第1セットを獲得した。

続く第2セット。立て続けに相手のフェイントやプッシュで前に落とされ、拾うことができずに得点を奪われ続けた。中盤には8連続失点を許し、次第にチームの雰囲気も落ちて行く。焦る手元からミスを連発。そんな中、#9陶原(GC1)が流れを打ち切る強いアタックを決めて連続失点を断ち切るが、相手のアタックに圧倒されレシーブで繋げることができない。相手の空気感から抜け出せない苦しい時間が続いた後、終盤で粘りを見せたのが主将の八木だった。相手の力強いアタックを八木が後衛で冷静に受け止め、自分たちの得点に繋げていく。しかし大きく開いた点差を埋めることができず、17-25で第2セットを落とした。

主導権を奪い返したい第3セット。陶原のアタックで先制点を奪い、順調な立ち上がりを見せる同志社。陶原と#18岩口(社1)が相手のどんなフェイントやプッシュにも素早く反応し、第2セットの反省を生かしたプレーがチームに流れを引き戻した。八木のレフトからのアタックや岡本と岡田の鋭い速攻で得点を重ね、25-17で第3セットを獲得した。

ここで勝ち切りたい第4セット。序盤から八木と岡本のスパイクや相手のミスにも乗じて5連続で得点を奪う。「自分は前の3枚とサーブしかなくて、サーブとブロックは絶対自分が活躍しないといけない場面なので、そこは意識して取り組んだ」(岡田)。その言葉通り、中盤では岡田と安髙のブロックアウトや岡田のサービスエースでも得点。第3セットに引き続き岩口はセッターながらどんなフェイントにも果敢に飛び込み、ボールを繋いだ。迎えた終盤でも岩口の華麗なトス捌きで八木、岡本、岡田の速攻で相手を圧倒し続け、一度もリードを許すことなく25-15で第4セットを獲得。ゲームカウント3-1で白星をあげた。
「最終戦ではバレーのレベルや質が今までの6試合と変わってくるだけでなく、4回生同士の気持ちのぶつかり合いなど、精神面で戦う場面も多くなると思う。最終戦に向かっていける雰囲気を作った上で、堂々と自分たちのバレーを楽しんでやっていきたい」(八木)。これまで毎試合で精度を高め、確実に勝利を積み重ねてきた八木組。6連勝で掴んだ自信と勢いを胸に、昇格に向けて負けられない最終戦に挑む。
(文責・段上あかり、撮影・樋口莉沙)