2025年度関西学生ホッケー秋季リーグ
10月26日、関西学院大学三田キャンパス(兵庫県)にて2025年度関西学生ホッケー秋季リーグが行われた。同志社は関大と対戦し、0-1で敗北を喫した。
雨の影響で滑りやすい中始まった第1Q。開始早々関大に攻められ、反則からPC(ペナルティコーナー)を献上。シュートを放たれることなく、みんなで防ぎ切った。3分、下坂(同女2)がディフェンス3枚を華麗にかわし、敵陣に攻め入るが惜しくも得点にはつながらなかった。6分には2度目のPCを献上したものの、放たれたボールはゴールを外れる。さらに9分にも力強いストロークでシュートを打たれたが、キーパー・竹本(社1)が2回の好セーブを見せた。11分、自陣でボールを持った下坂が23㍍ラインまで巧みなドリブルさばきで上がる。ゴール前にパスを回したが、得点にはつながらず両者無得点で終えた。

続く第2Qは同志社が流れを奪った。4分、再び下坂がドリブルであがると、相手反則でPCを獲得。狙ったボールはゴールに入らなかった。勢いに乗った同志社は相手に攻める時間を与えない。ハーフラインを跨がせることなく、守備を徹底し攻撃時間を増やす。「パスを回しながら持っていくことを意識していたのでチーム全体で運べた」(清水・商3)。しかし、サークル内に入れる機会は少なく、シュートチャンスを作ることができず0-1でハーフタイムを迎えた。

第3Q、開始直後にピンチを迎える。サークル内で反則を取られ、関大にPCを献上。ここはチーム全体で相手へしっかり寄せてシュートコースを切り、失点を許さなかった。反撃に出たい同志社だったが、なかなかチャンスを創出できず、拮抗した試合展開が続く。11分、近藤(政策3)にアクシデントが発生する。ボールの上に乗ってしまい、痛めていた足首を負傷。交代を余儀なくされる。13分には同志社のパスをカットされ、裏にパスを出されるとキーパーとの1対1の状況を作られる。これを冷静に流し込まれ、失点を許した。
追いつきたい第4Q、同志社は攻勢を強める。7分、三好(商1)から細川(生命2)にパスを繋ぐとサークル内まで侵入。キーパーの前まで運ぶことに成功するが、惜しくもシュートは打てなかった。その後も終始攻める展開が続いたが、関大のディフェンス陣を突破することはできず、0-1のまま試合終了のブザーが鳴り響いた。

最終戦となる次戦は前回SOの末敗れた京大と対戦。「SOにならないよう最初から先制点を決めにいって勝ち切る」(清水)とリベンジを誓う。(河村柚希、馬場俊弥)