第31回日本トライアスロン選手権兼第15回日本U23トライアスロン選手権大会
10月26日、お台場海浜公園(東京都)にて第31回日本トライアスロン選手権兼第15回日本U23トライアスロン選手権大会が行われた。日本選手権には同志社トライアスロン部設立から過去最多の男女5人が参加。同志社からは、岡田(Ⅿ2)、林田悠(法4)、平石(スポ4)、春名(政3)、林田青(スポ2)が出場した。
小雨が降り続く天候の中、女子選手権がスタート。女子選手権には林田青が出場した。U23としては26位、総合で41位(2:09:12)でフィニッシュ。「バイクで追い上げることを意識して笑顔で最後まで走り切れた」(林田青)。その言葉通り序盤から積極的に泳ぎ、バイクではスピードを維持し、最後のランへ移る。ランで少し順位を落としてしまったが目標の完走を果たした。

女子選手権終了から間髪を入れず男子のスタート。男子選手権では、岡田、林田悠、平石、春名が出場。平石を筆頭に続々とスイムアップすると、トランジションへと駆け込む。「スイムから先行して逃げ切ろうとした」(平石)。バイクでは代わって林田悠、岡田が同パック内で奮闘。「バイクを前で展開することで余裕を持てた」(岡田)。冷え込む気温の中、仲間の応援を受け車輪を回し続けた。平石は前方パックに追いつく驚異の走りを見せ、同志社の勢いを引き上げる。

レースは最終種目のランへ突入し、林田がチーム内トップの走りを披露した。悪天候と気温の低さで失速した春名。しかし1つでも順位を上げるべく、底力を出し切る。U23で林田悠が15位(1:51:17)、岡田が16位(1:51:47)、平石が20位(1:52:57)、春名が30位(2:02:13)と4人全員が完走を果たした。

今大会をもって13年間のトライアスロン生活が幕を閉じた林田悠。「トライアスロンから得た貴重な経験をこれからの人生に活かして、輝かせたい」(林田悠)。林田悠にとってトライアスロンがこれからも新たな挑戦につながることに違いない。岡田と平石にとっても学生最後のレースとなった。日本トライアスロン界の最高峰である日本選手権。その舞台で最後まで走り抜くこと自体が、並大抵のことではない。その姿はまさに、積み重ねてきた努力の証だ。この経験を糧に新たなステージでも全力で駆け抜けろ。(奥山璃子)