居合道部
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【居合道部】西日本で上位を独占した

第36回西日本学生居合道選手権大会
 10月26日、同志社大学京田辺キャンパスデイヴィス記念館(京都府)で第36回西日本学生居合道選手権大会が行われた。一回生の部では河津(文1)、安光(経1)、田中(生命1)が優秀演武賞、栗岡(文1)、木下(経1)、河口(商1)、廣田(理工1)、富永(GC1)が敢闘賞を受賞。1年生の躍動が目立った。選手権の部では 木村(社3)が優勝、野田(同女3)が準優勝を果たすなど、1位から3位までを同志社が独占。計6人が来年の1月にに行われる全日本学生居合道大会への出場権を獲得した。

刀を振り上げる籠﨑

 一回生の部・集団演技には13名の剣士が出場し、初々しさの中にも力強さを感じさせる演武で会場を魅了した。3名が優秀演武賞、5名が敢闘賞を受賞し、今後の成長が期待される結果となった。

 二回生の部には5名が出場。各選手が日々の稽古の成果を発揮し、堂々たる演武を見せた。中でも紀ノ上(社2)と籠﨑(商2)が力強い立ち合いで健闘を見せ、揃ってベスト8入りを果たした。紀ノ上は序盤から冴え渡る太刀筋で、初戦・二戦ともに3-0の完勝。鋭い一刀一刀に迷いのない姿勢を見せつけた。だが、準々決勝ではわずかな間合いの差が勝敗を分け、惜しくも2-1で敗戦。しかし、「努力が形になる瞬間を見れて嬉しかった」と主将の木村は高く評価した。一方、籠﨑は落ち着いた立ち居振る舞いで安定感ある演武を披露。持ち味の正確な所作で初戦を突破したものの、準々決勝では立命館の剣士相手に3-0のストレート負け。しかし、悔しさの中にも確かな成長をにじませた。出場者全員が最後まで集中を切らさず戦い抜いた今大会。彼らの今後の飛躍に期待がかかる。

決勝に臨む野田

 3年生以上が出場した選手権の部では、各選手が日々の鍛錬の成果を発揮し、熱戦を展開した。中でも、野田は昨年度3位の儘田(心理4)を下す健闘を見せ、安田、辻岡とともに準決勝へ進出。ベスト4をすべて同志社勢が占めた。決勝は木村と野田による主将と副将の対決。「互いをよく知る相手として、一打一打に集中しながらも落ち着いて臨むことができた」(木村)。互いに譲らぬ攻防の末、木村が2―1で勝利し、3年ぶりに同志社が西日本王者の座を取り戻した。野田も「優勝を逃した悔しさはあるが、それ以上に準優勝できたことを素直に嬉しく思う」と振り返る。積み重ねた努力と仲間の支えが結実した大会となった。

 来年1月に控える全日本学生居合道大会。「個人でも団体でも優勝を目指す」(木村)。全国の強豪が集う大会で王者の威厳を示しながら勝負を挑む。(髙橋舞衣)

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